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貿易戦争を巡る懸念がまだ残る為、安定性に欠けるものの、この先23000円抜けを試す方向の動きとなるのではないか

日経平均チャート 日経平均
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今日は、先物主導で買われる展開で、日経平均は+137円の22693円と続伸。

外為市場での円安基調が支えとなり、14時36分に前日比200円以上高い22782円まで上げたものの、貿易戦争を巡る懸念は根強く、大引けにかけて伸び悩む動きとなりました。

売買代金は前日よりも減少して2.5兆円台。

本日は、日経平均は137円高で続伸となったのですが、TOPIXは▲2.12で反落。

TOPIXと比べて日経平均が優位となったことで、日経平均をTOPIXで割ったNT倍率は12.96倍まで上昇し、1999年3月以来の高水準となりました。

なお、騰落銘柄数は、値上がり銘柄が713に対して、値下がり銘柄が1303で、日経平均は続伸となったものの、値上がり銘柄よりも値下がり銘柄が多い1日でした。

このため、騰落レシオは、25日平均で81.01となり、6月19日につけた81.35よりも低い水準となりました。

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夜間市場に入ってから、日経平均先物が下落する動きとなっているが‥‥

本日、日経平均は続伸となったことで、5日移動平均(本日時点で22611円)を超えてきました。

なお、夜間市場に入ってから為替がやや円高にふれていることもあり、日経平均先物は下落。

一時、22440円をつける所まで下げています。

現状、先物主導の動きになっているため、日経平均に比べてTOPIXの値動きが冴えない等、動きにやや偏りが見られます。

また、夜間市場に入ってから日経平均先物が下げる等、動きに安定性が欠ける所も見られます。

ただ、日経平均ベースで見ると、昨日、今日の上昇で、23050(5/21)の戻り高値から続いた調整は、昨日の安値22167円で終わった可能性が高くなっているように感じられます。

貿易戦争を巡る懸念がまだ相場の重しとなっているため、安定性に欠ける動きがもうしばらく続く可能性もありますが、ここからは徐々に5月と6月につけた戻り高値(23050(5/21)と23011(6/12))抜けを試す動きとなってくるのではないかと考えます。

伊藤寿彦 タイムサイクル分析

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