今日の日経平均は22646円で寄り付き、前日よりも60円程度高く始まった後、11時に22593円まで下落。
上げ幅を7円程度まで縮める場面もありました。
後場は米国の第2・四半期のGDP発表を控えて様子見ムードも出ていましたが、日銀の指し値オペ通告でドル円が強含むと、上げ幅を拡大。
+125円の22712円で終わり、日中の高値引けとなりました。
ただ、商いは盛り上がりに欠け、売買代金は 2.1兆円台でした。
昨日は日経平均は下げでTOPIXは上げて終わるというやや歪な動きでしたが、本日は日経平均は+0.56%の上昇。
TOPIXも+0.57%の上昇で、日経平均、TOPIX共に同程度の上昇率で終わるというかたちになりました。
TOPIXは、一目均衡表の雲上限を超えてくる
日経平均は21462(7/5)の直近安値からの戻り高値は22949(7/18)となっており、今日は22712円まで上げましたが、同高値は超えられずとなっています。
一方で、TOPIXは1671(7/5)の直近安値からの戻り高値は、今日の日中高値である1775となっています。
TOPIXは昨日、7/18の戻り高値1761を超えており、今日は昨日に続いて同高値超えとなりました。
昨日の記事「日経平均は特殊要因で下げとなったが、TOPIXは上昇で、相場自体は堅調。サマーラリー入りとなる可能性が出てくるか」で、
「TOPIXは終値で1770あたりを超えてくると、一目均衡表の遅行線が陽転入りで、雲の上限も超える形になるので、強気材料が一つ増える形になる」
と書いたのですが、本日TOPIXは1775で引けたので、強気材料が一つ増える形になりました。
また、7/25の記事「遅行線は一応、陽転入り。これを持続できるかどうかが目先の焦点」で、
「金曜日の段階で22700円以上の水準を維持できると、遅行線が陽転入りした可能性がより強まり、ここからサマーラリー入りとなる可能性も高くなってきます」
と書いたのですが、本日日経平均は22712円で引けたので、こちらもまた強気で見れる材料が増えたという事になります。
今のところ、商いがあまり増えていない点がマイナス要素となりますが、徐々に強気で見れる材料が増えてきているという点はフォロー要素になると思います。
ここまでの助走期間を経て、来週以降、上げ相場本番となるような展開を期待したいところです。