前日のNY株高を支えに買い戻しが先行し、日経平均は22313円で寄り付き、高く始まりました。
その後、9時6分に22340円まで上がったのですが、買いは続かず。
そこから13分後の9時19分に22244円まで上げを縮小しました。
ただ、それが日中の安値となり、以降は狭いレンジの中でのもみあいに終始。
なお、ここのところ、日中の振れが大きい動きが続いていたのですが、今日の日中値幅は100円に満たず、久々に小動きで、動意に欠ける1日でした。
引けは+78円の22270円で、3日ぶりに反発となりました。
ただ、商いは盛り上がりに欠け、売買代金は前日よりも縮小して1.8兆円台。
東証1部の売買代金は2兆円を下回り、今年3番目の低水準でした。
来週8/22~23にかけて雲のねじれがあり、その近辺で中国商務次官の訪米もある予定
昨日のNY株は上昇で、NYダウは25607ドルまで上げてきました。
これにより、8/9~10にかけて空けていたマド(25401~25492)を埋めてきました。
s&p500も2850まで上げ、こちらも8/9~10にかけて空けていたマド(2842~2851)を完全にではないものの、一応埋めてくる形にはなりました。
NYダウは8/7の25692の戻り高値から8/15の24965まで下落。
その間、8/9~10にかけてマドを空けていたので、このマドを早くに埋める事ができないと下値不安が広がる場合もあるかと思っていたのですが、昨日マドを埋めてきたので、一応、その懸念は消えたという事になりました。
しかし、日本株は相変わらず動きが鈍く、3日ぶりに反発となったものの、日経平均の上げ幅は78円と、100円にも満たない冴えない動きとなっています。
なお、為替が円高方向に振れている事もあり、夜間に入ってから日経平均先物は一時22080円まで下げるなど、引き続きぱっとしない動きが続いております。
どこでこのような低迷状態を脱するのか、なかなか先が見えない状況が続きますが、一目均衡表の雲の動きを見ますと、来週8/22~23にかけて雲のねじれがあります。
雲のねじれがあった場合、目先的に相場の流れが変わる場合があり、直近では8/6~7にかけてねじれがありました。
この時は8/8に22800円で戻り高値をつけてから8/13の21851円まで下げるという動きになりました。
今回も相場の動きに変化が生じるかどうかはわかりませんが、ちょうどそのあたりに中国商務次官の訪米がある予定です。
米国と中国の貿易摩擦を巡る事務レベルの協議が22~23日にかけて行われる予定なので、ここで何か方向性が決まって、相場に動きが出てくる等という展開になったりしないでしょうか?
いずれにしろ何か材料が出てこないと相場に動きは出てこないと思いますので、今は動きが出るきっかけを待つところになるかと思います。