前日のNY株の下落や、円高進行を嫌気した売りが先行。
今日の日経平均は21980円で寄り付き、22000円の大台割れでスタートしました。
そこから9時9分に21871円まで下落し、一時下げ幅は300円を超えました。
しかし、中国商務次官が訪米するとの発表があると先物に買い戻しが入り、一転してプラス圏に浮上。
11時12分に22240円まで上げました。
その後は再度下押しとなるも、引けにかけては下げ幅を縮小。
▲12円の22192円で取引を終えるかたちとなりました。
今日の日中高値は22240円で、同安値は21871円だったので、日中値幅は369円と、本日も上下に値動きが大きい1日でした。
売買代金は前日よりも膨らんで2.5兆円台でした。
ダイバージェンス状態となったものの、今日の動きだけで相場が反転となったとは判断できない
本日、日経平均は21871円まで下落し、8/13につけた安値21851円に近い所まで下げたものの、同安値を割り込まずに反転しました。
それに対して、TOPIXは1667まで下落。
8/13につけた安値1681を割れると共に、7/5の安値1671も割り込むという動きになりました。
TOPIXが直近安値割れとなったのに対して、日経平均は8/13につけた安値および7/5の安値(21462円)は割れずに反転となりました。
仮に、この先、日経平均が上記2つの安値水準を割り込まずに反転方向に動いてくれば、TOPIXと日経平均で安値をつけたタイミングが異なる、所謂、ダイバージェンス状態が発生した、ということになります。
ダイバージェンスの発生は、相場反転のシグナルとなりますので、この先、日経平均が安値水準を割れずに維持できるのかという点は、重要なポイントになります。
(ダイバージェンス状態が発生しても、日経平均がこの先、TOPIXに追随して安値を割れるという展開もあり得るので、今日の動きだけで相場が反転となったとは判断できません)
なお、相変わらず、日中値幅は大きく、荒い相場展開が続きますが、今日は一時300円以上下げたものの、結局、下げ幅を12円まで縮めて終わりました。
現状、相場は落ち着きどころを探る動きとなっているのでしょうか?
これで落ち着きが出てくるのか、まだわかりませんが、引き続き、動向を注視していくところになります。