トランプ米大統領による利上げ牽制発言を受け、一時1ドル109円台まで円高に振れた為替が重しとなり、序盤は売りが先行。
日経平均は22110円でスタートした後、9時31分に22053円まで下げ、150円程度下げる場面もありました。
心理的節目の22000円に迫った後は下げ渋る展開となり、中国株の上昇を支えにプラス
に転換。
後場入り後の12時54分には22306円まで上げました。
その後は売りに押される展開となりましたが、プラス圏は維持。
引けは+20円の22219円で終了となりました。
売買代金は前日よりも増加したものの1.9兆円台で、2兆円の大台には届かずでした。
なお、日経平均は小幅ながらも反発となりましたが、TOPIXはマイナスで、続落となりました。
ダイバージェンス状態を維持したまま、8/15につけた日中高値22380円を超えてくると、これまでの動きから流れが変化する可能性も出てくる
今日の日経平均は辛うじてプラスとなったものの、TOPIXはマイナスで、全般的な地合いとしては冴えない状態が継続という感じでした。
ただ、日経平均が21851(8/13)で安値をつけてからの動きを見ますと、下げの後は上げ、上げの後は下げという感じで、上げと下げが交互に繰り返すような動きになっています。
なお、上げと下げが交互に繰り返すような動きは、相場の基調が変わる最後の局面で出るケースがあるので、もしかすると、ここ最近の動きは基調変化の兆しなのかもしれません。
その他、8/6の記事「現在はブレグジット後の安値からの上昇波動の中の、4波目の修正波が進行中という見方」で書いたように、現在は第4波(修正波)の中の一番最後の波をやっている所と見ているのですが、
22949円(7月18日)からスタートした4-5波(下げ)は、そろそろ1ヶ月程度経過する事になるので、タイミング的にはそれがそろそろ終わってもいいような感じもしています。
なお、8/16の記事「TOPIXは安値割れとなるが、日経平均は安値を割れずで、一応ダイバージェンス状態が発生となる」でも書いたように、TOPIXと日経平均で安値をつけた日柄が異なる、ダイバージェンス状態が8/16から継続しています。
仮にこの状態をここから維持したまま、8/15につけた日中高値22380円を超えてくると、これまでの動きから流れが変化する可能性も出てきます。
この点は一応留意して見ておいた方が良いのではないか等と考えております。