朝方は前日の米国株高を支えに買いが先行。
日経平均は22702円で寄り付き、高くスタートしました。
しかし高かったのは寄り直後までで、9時1分に22709円の高値をつけた後は、軟化する展開に。
11時10分に22522円まで、一時140円近くマイナスとなる場面もありました。
下がったところでは押し目買いも入って下げ渋る動きとなり、最終的には▲60円の22604円で終了。
本日は、指数寄与度の高い半導体関連や電子部品の下げが、指数を押し下げる形になりました。
売買代金は前日よりも増加して2.3兆円台で、昨日に続いて2兆円の大台は超えました。
今日も日経平均よりもTOPIXの方の動きが悪く、まだ病み上がりの状態から回復しているとは言えない感じ
昨日の上昇で、一目均衡表の遅行線がかろうじて陽転入りとなったのですが、本日下落となったことで、再度陰転となりました。
本日上げてくると直近でつけた安値22172(9/7)で底打ちとなった可能性がより高まる事になったのですが、22700円処で頭打ちとなり、再度下げる形になりました。
ただ、9/10~11にかけて空けたマド(22396~22457円)はまだ維持する形になっていますので、上記可能性がなくなったという訳ではありません。
昨日の上昇で5日線とのかい離が開いたので、一旦、一呼吸入れたという見方もできるかと思います。
今週末のメジャーSQを控えて、居心地のいい水準の22500円近辺に落ち着くのではという見方もあるようなので、ここから上記マドを埋めずに22500円近辺の水準を維持できるのかという点が目先の焦点になると考えます。
なお、今日も日経平均よりもTOPIXの方の動きが悪く、日経平均は昨日の安値を割り込まなかったのに対して、TOPIXは同安値を一時割り込む形になりました。
この動きからすると、まだ病み上がりの状態から回復しているとは言えない感じです。
現状、日経平均は26日前の日足の水準とほぼ同程度の水準に位置しており、それを越えてこれるか否か、微妙な所にいます。
ここから26日前の日足の水準を超えてくると、一目均衡表の遅行線が陽転入りとなるので、23000円の大台抜けをここから再び試す場面が出てくると思います。
しかし、もしも、病み上がりの状態から回復していないとすると、遅行線が陽転入りとはならず、23000円の大台抜けは再度先延ばしとなる可能性もあります。
上記マドを埋めずに、22500円近辺で踏ん張ることができるのか、注目したいと思います。