今日の日経平均は22469円で寄り付き、前日よりも100円近く高い水準でスタート。
その後、9時1分に22457円で日中安値をつけた後は為替が円安に振れた事などを手掛かりに上げ幅を広げる展開に。
本日は終始強い動きとなり、引け際の14時59分に22667円で高値をつけ、日中のほぼ高値で終了。
日経平均は+291円の22664円で引け、続伸となりました。
TOPIXも続伸となりましたが、日経平均の上昇率が+1.3%に対して、TOPIXの同率は+0.67%だったので、今日は日経平均優位の1日でした。
売買代金は前日よりも増加して2.1兆円台となり、2兆円台を再び回復する形になりました。
なお、日経平均の前日の日中高値が22396円に対して、今日の同安値は22457円だったので、前日よりも60円程度マドを空けて上げる形でした。
日経平均は続伸で、昨日の記事で書いたポイントを1日でクリアしてくる
昨日の記事で、以下①~③の点をクリアしてくると22172(9/7)から5-3波の上げが開始となった可能性も出てくると書きました。
①先週の段階で再度下回った以下の移動平均線を、ここから比較的早期に引け値ベースで回復してくる事。
・25日線(今日の時点で22494円)
・75日線(今日の時点で22451円)
・200日線(今日の時点で22412円)
②再度陰転入りとなった一目均衡表の遅行線が陽転してくる事。
③9/5~6にかけて空けたマド(22535~22570円)を早期に埋めてくる事。
そして本日、日経平均は22664円まで上げてきたので、①と③の点は問題なくクリアしました。
一方、②の点については26日前の引け値が22662円なので、かろうじて陽転となったのですが、ちょっと微妙な所と言えます。
一部微妙な点があるとは言え、わずか1日で一応、①~③の点をクリアしてきたので、動き的には強いような感じもします。
更に、日足の形を見ますと、本日マド空けでの上げとなったことで、アイランドリバーサルの形状が示現しています。
9/6~7にかけてマド①を空けて下げたあと、9/10~11にかけてマド②を空けて上げる形になっている為、ちょうど9/7と10の2本の日足がマド①と②の下に取り残されるような形状になっています。
このような形状をアイランドリバーサルというのですが、この形状の示現はトレンド転換を暗示している場合もあります。
ただし、そのマドを比較的早期に埋めてくるとアイランドリバーサルが示現したとは言えなくなってしまうので、明日以降、昨日から今日にかけて空けたマド(22396~22457円)を埋めずに戻り方向へ動く事ができるか、という点がポイントになってきます。
仮にマドを埋めずに戻り継続となると、直近でつけた安値22172(9/7)で底打ちとなり、上述したように、そこから5-3波の上げが開始となった可能性がより強まってくるので、この点は注目していく所になると考えます。