国内連休中に為替が円高に振れた事や、中国景気への先行き懸念が重しとなり、今日の日経平均は23550円で寄り付き、安寄りでスタート。
その後も戻りは鈍く、前引け前の11時27分に23587円で日中高値をつけた後は、引けにかけて下げを広げる展開に。
大引け前の14時55分に23442円まで下げた後、そのまま安い水準でクローズ。
日経平均は4日続落で、▲314円の23469円で終了となりました。
TOPIXも4日続落。
下落率は1.76%で、日経平均の1.32%よりも大きくなりました。
なお、売買代金は前日よりも膨らんで3.0兆円台でした。
戻り高値からの下げ幅や、25日線とのかい離、騰落レシオ(5日)等からすると、短期的な過熱感はだいぶ解消されてきている
今日の日経平均の日中高値は23587円で、先週金曜日の日中安値は23730円なので、今日は前日よりも143円マドを空けて下げるという動きになりました。
ただ、23442円まで下げた事で、24448(10/2)の戻り高値からの下げ幅は▲1006円に。
また、10/5の記事で、
「23481(9/18)~23672(9/19)でマドを空けているので、場合によってはこのマドを埋める水準となる、23500円近辺までもう一押し入れる可能性もあるかもしれません」
と書いたのですが、今日は23442円まで下げてきたので、上述のマド空きの水準は埋めてきた事になります。
その他では、今日の時点で25日線が23343円なので、同線とのかい離は+0.5%まで縮小しました。
一時、25日線とのかい離は9/26に+4.91%まで広がっていました。
一般的に、同線とのかい離が+5%を超えるとやや過熱感が強まると言われているのですが、4日続落となった事でかい離は+0.5%まで縮小してきました。
騰落銘柄数でみても、本日の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が247に対して、値下がり銘柄が1823で、24448(10/2)の戻り高値以降で値下がり銘柄は最多となりました。
また、騰落レシオ(5日)は50.2%まで縮小し、こちらも9/25に359.5%まで拡大していたものが大きく低下する形となっています。
以上のような点からすると、短期的な過熱感はだいぶ解消されてきていると言えます。
よって、24448(10/2)の戻り高値からのミニ調整は、そろそろ終了となってもおかしくないのではないかと考えます。