今日の日経平均は21323円で寄り付き、高寄りで開始。
9時38分に21465円まで上げ、前日比で250円以上高くなる場面もありました。
ただ、その後は戻り売りに押されて値を消す展開に。
中国経済や欧州情勢が警戒される中、上海株が下落したことも市場心理を悪化させる形になりました。
引け前の14時51分に21109円をつけた所が日中の安値となり、▲34円の21149円で終了。
日経平均は3日続落となりました。
なお、売買代金は前日よりも減少して2.5兆円台でした。
本日は日経平均は小幅に続落でしたが、マザーズ指数の下げは大きく、▲4.06%の下げでした。
現在の状況からするとお先真っ暗という感じもするが‥‥
日経平均の今日の日中安値は21109円だったので、先週金曜日につけたザラバ安値20971円は割れませんでした。
ただ、今日も続落となったことで、日経平均PERは12.33倍まで低下。
騰落レシオ(25日)も71.1%まで低下。
新安値銘柄も先週金曜日よりも低下しましたが、581と依然高水準です。
その他、市場全体の信用取引の評価損率(※)も10/19時点で▲10.17%ですが、先週の急落で更に当該数値が悪化していると見られます。
(※)信用取引の評価損率は、逆張り指標として有効です。
市場全体の評価損率の発表は1週間遅れになるのですが、松井証券では日々の評価損率を公表しています。(1日前の評価損率を公表)
この数値は市場全体の評価損率とほぼ連動して動いているので、タイムリーに動向を把握したい時などは参考になります。
なお、同数値(買い方の評価損率)は、先週金曜日時点で▲17.73%となっています。
2年前のブレグジットショックで日経平均が1286円下落して安値(14864円)をつけた時の同数値が▲19.43%なので、この数値を見る限りでは、現在の株価水準はかなり底値に近いのではないかと思われます。
というわけで、現在の状況からするとお先真っ暗という感じがするのですが、これらのデータから見る限りでは底打ちとなるタイミングは近づいてきているように思われます。