先週金曜日のNY市場が下落した流れを引き継ぎ、朝方は売りが先行。
日経平均は22121円で寄り付き、130円程度下落してスタートしました。
その後、9時18分に22046円まで下げ、一時、200円程度マイナスとなる場面もありました。
ただそこからは、円相場が1ドル114円付近まで弱含んだことや、上海株がしっかりした推移だった事を支えに切り返えす動きとなり、後場寄り後の12時37分には22324円まで上昇しました。
それ以降は手掛かり材料に乏しく、プラス圏で小動きとなり、+19円の22269円で終了。
日経平均は小幅ながらも反発で引けました。
売買代金は前日よりも減少して2.1兆円台でした。
先週金曜日の記事で、11月に入ってからは上げと下げが交互に繰り返す動きとなっているので、来週月曜日は上げるという事になりますが……と書いたのですが、本日はそのパターン継続で上げとなりました。
ただ、上げたとは言え、小反発で、商いも減少してきている他、上げの勢いも弱かったので、20971(10/26)からの戻りも一旦小休止となりそうな感じです。
20971(10/26)の安値で当面の安値をつけたが、今年の1月からのレンジ相場の動きがまだ続いている可能性も一応考慮しておいた方が良いかもしれない
ここまでの日経平均の動きを振り返ってみますと、20971(10/26)の安値で底を入れ、22583(11/8)まで反発する動きになっています。
この点に関して、このブログでは、これまで以下のような記事を書いてきました。
①10/23の記事「日経平均で20500~21000円辺りが今回の調整の下値メドとなるのではないか」
②10/27の記事「10/末前後で当面の底を入れる可能性もある」
これまでの動き方からすると、ここまでの見方は概ね合っていたのではないかと思います。
なお、その後、10/31の記事で、20971(10/26)の安値から5波目の上げ波動が開始しているのではないか、という見方も書きました。
で、現在は20971(10/26)の安値から、日柄でいうと12日経過(両端入れ)しています。
ここまでの動き方を見てきて、20971(10/26)の安値で当面の安値をつけて戻り歩調にあるという見方自体に変化はないのですが、戻り方にやや違和感を感じる面もあります。
仮に、現在、5波目の上げ波動が開始しているのであれば、もう少し上げの勢いがあってもよいと思います。
しかし、今は上げと下げが交互に繰り返えしながら戻る動きとなっているので、上げの波動が開始しているわりには上げの勢いが弱いような感じもしております。
仮に上げの波動が開始しているのであれば、どこかで続伸となるような動きが出てこないとおかしいのですが、今のところ、そういう感じの動きは出ていません。
となると、場合によっては5波目の上げ波動はまだ開始しておらず、今年の1月あたりから続いているレンジ相場(下限が20,000円前後で、上限が24,000円近辺)がまだ続ている、という事になるのかもしれません。
仮にそうであると、戻したとしても24,000円近辺の上限は大きく超えられず、再度レンジ下限となる20,000円あたりを目指す動きとなる可能性もある、という事になります。
現時点ではまだそうだとは言い切れませんが、そういう可能性もあるという事は、一応念頭に入れておいた方が良いのかもしれません。