前日のNY市場安をうけて、売りが優勢となり、日経平均は21582円で寄り付きました。
その後、9時5分に21526円まで下げ、下げ幅は一時300円近くになりました。
そこから戻り歩調となり、10時58分に21687円まで上げました。
しかし、再度売られる展開となり、▲238円の21583円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.3兆円台でした。
なお、昨日の記事で、先週金曜日のNYが上げたので、ここから戻り歩調になるかという事を書いたのですが、昨日のNY市場は大きく下落となったので、そうした見方は残念ながらまだ早かったようです。
今日はNY市場の下げの割には、下げの幅がやや少ない1日となったが‥‥
ただ、昨日のNY市場で、NYダウの下落率は▲1.56%、s&p500は▲1.66%で、ナスダックに至っては3%を超える下げでした。
しかし、今日の日経平均の下落率は▲1.09%で、TOPIXは▲0.73%なので、NYが下げた割には日本株はそれほど下げなかったという感じでした。
とは言え、夜間市場に入り、日経平均先物は21320円まで下げているので、今晩のNY市場が下げると明日の日本市場も下がるという感じになるかと思われます。
なお、現状、NYダウは逆三尊のチャートをやっている所ではないかという見方もあります。
逆三尊とは、チャートの形状が3回底をつける(その中で2回目の底が一番深くなる)ような形になることを言います。
この見方に基づいて、これまでにつけた1~2回の底を記載すると以下のようになります。
1回目の底:24899(10/11)
2回目の底:24122(10/29)
3回目の底:現在?
この見方からすると、1回目につけた底24899(10/11)に近い所で3回目の底をつけるという事になります。
直近では、11/15につけた24787が1回目の底に近い水準になるのですが、この先、当該水準近辺を維持して逆三尊のチャート形状を維持できるのかどうか、という点が目先の焦点になるかと思われます。
なお、逆三尊のチャートで3回目の底をつけると底入れとなりますが、この形状を維持できないと、再度10月末につけた下値を試す展開となる可能性も出てきます。
NY市場が落ち着かないと、日本株の動きも出てこないので、同市場の動向を注視していく所になります。
その他、明日は出張なので、更新が飛ぶかもしれません。あらかじめお断りしておきます。