昨日のNY市場が連日で大幅安となったほか、米原油先物が急落したことを背景に、朝方は幅広く売りが先行。
日経平均は21286円で寄り付き、300円近く下げてスタートしました。
ただ、寄り直後の9時5分に21243円まで下げた後は、為替の落ち着き等を支えに下げ幅を縮小。
半導体や電子部品株に買い戻しが入り、指数を押し上げました。
大引け前の14時54分には21555円まで上昇。
最終的に▲75円の21507円で終了となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.4兆円台でした。
なお、今日は出張でしたが、思ったよりも早く帰ってこれたので、記事更新できました。
10月からの調整局面では、10日程度で上げと下げが変わる傾向も見られるので……
昨日のNY市場で、NYダウの下落率は▲2.21%、s&p500は▲1.82%で、ナスダックは▲1.7%でした。
しかし、今日の日経平均の下落率は▲0.35%で、TOPIXは▲0.60%なので、昨日に引き続き本日もNY市場が下げた割には日本株はそれほど下げなかったという感じでした。
この動きが昨日1日だけだと、まだ何とも言えない所があったのですが、2日続けて似たような動きとなったので、風向き的にはやや変化しているようにも感じられます。
なお、本日の下落により、日経平均PERは12.13倍まで低下。
アベノミクス相場以降の最低水準を更新する形となり、割安感はより一層強まる感じになっています。
その他、10月以降の調整局面の動き方を見ますと、10日程度で上げと下げが変わる傾向が見られます。
現状では、22583(11/8)の戻り高値から下げとなっているのですが、当該戻り高値から今日までがちょうど10日目(両端入れ)になります。
以上のような点から鑑みると、目先反転となるタイミングは近づいてきているようにも思えます。
なお、仮に反転となった場合は、1ヶ月程度は戻る動きになるのではないかと考えます。