昨日のパウエルFRB議長の講演で、米国の利上げ終了時期が接近したとの見方が広がり、NY市場は大幅高。
NYダウは600ドル以上上げて終了しました。
これをうけて日経平均は22360円で寄り付き、高寄りでスタート。
9時9分に22437円まで上げ、200円以上高くなる場面もありましたが、後場に入ると戻り待ちの売りが出て、上げ幅を縮小する展開に。
14時34分に22241円まで下げた後、本日の安値圏で取引は終了。
日経平均は+85円の22262円で引け、5日続伸となりました。
売買代金は前日と同水準の2.5兆円台でした。
本日は、上値で売りに押される展開となりましたが、11/27にから上昇基調に転換している200日線(今日の時点で22295円)を一時回復する場面がありました。
2019年にアベノミクス相場のピークを迎えるというシナリオをメインで想定
また、今日の上げにより、一目均衡表の遅行線は陽転入りとなり、悲観一色だった10月相場と比べると、昨日の記事でも書いたように、徐々に明るい兆しが増えてきているように思われます。
なお、現時点においては、10/31の記事で書いた、20971(2018年10月27日)の安値から第5波目の上昇波動が進行中というシナリオをメインで考えています。
この場合は、いずれ24448(2018年10月2日)の高値は超えてくると考えます。
一方、サブシナリオとして、24129(2018年1月23日)の年初の高値から、24000円近辺が上限、20000円近辺が下限となるレンジ相場を継続中というパターンも一応想定しています。
この場合は、戻したとしても24000円近辺が上限で頭打ちとなり、そこから再度20000円近辺に向けて落ち込むというものになります。
ただ、中期的な相場観として、2019年にアベノミクス相場のピークを迎えるというシナリオをメインで考えているので、時間軸から考えると、20971(2018年10月27日)の安値から第5波目の上昇波動(最後の上昇波動)が開始していると見るのが妥当ではないかと考えています。
なお、その場合は、来年に第5波目の上昇波動がピークを迎え、その後は大きく反落する展開になるのではないかと想定しております。