本日も落ち着いた外部環境を支えに、日経平均は20366円で始まり、高寄りでスタート。
9時10分に20331円で日中安値をつけた後、寄り値を超える動きとなり、13時15分には20494円まで上昇。
20500円台に接近する場面もありました。
大引けにかけて戻り売りに押されて伸び悩む展開となり、引けは+223円の20427円で終了。
日経平均は3日続伸となりました。
ただ、売買代金は前日よりも減少して2.3兆円台にとどまりました。
騰落銘柄は、値上がり1202銘柄に対して、値下がりが861銘柄で、今日も値上がり銘柄数の方が多い1日でしたが、騰落レシオ(25日)は74.85%で、前日の76.21%よりも低下する形となりました。
NYダウの12月安値からの戻りは、10/29~11/9までの上げ幅、上げの日柄に並ぶ
昨日のNY市場で、NYダウは23864ドルまで上昇。
21712(12/26)の安値からの上げ幅は+2152ドルとなりました。
1/7の記事で、NYダウは26951(10/3)で高値をつけてからの調整局面で、2回の戻り局面(以下)があり、少なくとも以下①②よりも戻りの上げ幅や戻りの日柄が上回ってこないと、戻り方向に転じたと見る事はまだできない、という事を書きました。
①24122(10/29)⇒26277(11/9)上げ幅:+2155 上げの日柄:9日
②24268(11/23)⇒25980(12/3)上げ幅:+1712 上げの日柄:7日
しかし、昨日の日中高値23864ドルまでの戻りで、上記①の上げ幅とほぼ並ぶ形になりました。
また、上げの日柄も、12/26の安値から9日目となり、日柄面でも上記①に並んできました。
その他、チャート的にも25日線(昨日の時点で23785)の水準まで戻してきています。
以上の点からすると、NYダウの12月下旬からの戻り局面は、けっこういい水準まで来ているという事が言えるのかもしれません。
これ以降も戻り継続となるのか、注目される所です。
なお、株の戻りと比べて、炭鉱のカナリアといわれるハイイールド債の戻りが現状大きくなっています。
この動きは、10月以降、続いてきたリスクオフムードの沈静化を意味しているのかもしれません。
リスクオフムードが沈静化したという事になれば、株の戻り期間もある程度長くなる(※)可能性も考えられます。
(※)最短でも1ヶ月、長くて3か月程度の戻りが期待できるか?
いずれにしても、昨日の記事でも書いたように、今週~来週前半にかけての動きが、当面の方向性を見極める上でのポイントになると思いますので、引き続き、どう動いてくるのかを見て行くところになると考えます。