一昨日、昨日と、日経平均の日足は2日続けて陰線となったのですが、今日は反発となりました。
20472円で寄り付き、小高くスタートした後、上値を切り上げる展開となり、14時20分には20682円まで上昇。
そのまま高値圏で引け、+263円の20666円で終了しました。
今日は、米中通商協議の進展期待が全体相場を下支えするかたちで、終始堅調な展開でした。
しかし、売買代金は前日よりも増加したものの、2.1兆円台で、やや低迷気味でした。
なお、値上がり1538銘柄に対し、値下がりが525銘柄で、値上がり銘柄が優勢の1日で、これをうけ騰落レシオ(25日)も84.4%まで上昇。
19日ぶりに80%台を回復する形となりました。
日経平均よりもTOPIXの方の戻りが良い点は、地合い的には悪い話ではない
本日の上昇で、日経平均は25日線(今日の時点で20576円)を回復しました。
日経平均の25日線とのかい離は+0.4%となっています。
一方、TOPIXは昨日の時点で25日線を回復。
今日のTOPIXの終値が1557に対して、25日線は1537なので、同線とのかい離は+1.3%です。
また、昨日の記事で、直近高値から同安値までの下落幅に対する戻りの割合を、NYダウと日経平均で比較したのですが、同様に、日経平均とTOPIXの戻りの割合を比較すると次の通りになっています。
①日経平均
・下げ:24448(10/2)⇒18948(12/26) ▲5500
・その後の戻り:18948(12/26)⇒20682(1/18) +1734
・戻り率:31.5%
②TOPIX
・下げ:1838(10/2)⇒1408(12/26) ▲430
・その後の戻り:1408(12/26)⇒1562(1/18) +154
・戻り率:35.8%
以上の点からしますと、日経平均よりもTOPIXの方が戻りが良いという形になっています。
日経平均よりもTOPIXの方の戻りが良いという点は、地合い的には悪い話ではないと思います。
ただ、NYダウの下げに対する戻りの割合は昨日の時点で52.7%なので、NYダウと比べると、日本株の戻りは鈍いといえます。
本日、日経平均、TOPIXともに25日線の水準を回復。
また、12/26の安値からの戻りの日柄も今日で13日目(両端入れ)となっているので、ここからただちに再度安値を目指すという可能性は低くなりました。
なお、昨日までの戻りは今一つだったのですが、本日日経平均が25日線を回復し、夜間市場でも日経平均先物が一時20840円まで上がる等、ここにきてやや勢いが出てきているような感じもします。
ここからの上げで、日本株は戻りの遅れをどの程度取り戻せるのかという点は、この先、戻りがどの程度続きそうなのかを考えるうえでのポイントになると思います。