前日のNY市場は小反落でしたが、日経平均は21504円で寄付き、小幅高でスタート。
寄り直後の9時1分につけた21492円が日中安値で、今日はマイナス圏に落ち込むことなく、終始堅調に推移。
大引け前の14時47分に21578円まで上げ、最終的に+107円の21556円で取引を終えました。
昨日は21451~21505円で空けたマドを埋める形で反落となったのですが、1日で切り返す動きとなりました。
売買代金も前日よりも増加して2.3兆円台で、久しぶりに2兆円の大台を回復しました。
ただ、日中の高値が21578円に対して、同安値が21492円で、日中値幅は100円に満たず、小動きの1日でした。
ドル円の戻りは、2月中旬あたりからやや戻りが鈍くなる感じはある
昨日の記事で、「直近で空けたマドを早々に埋めてくる形になったので、ここから早期に戻り高値を回復できるかどうかが、目先のポイントになります」と書きました。
今日の高値は21578円までだったので、昨日つけた戻り高値21610円までは届かず、同高値更新とはなりませんでした。
ただ、引け値ベースでみると、これまでの戻り高値は、2/25の21528円なので、終値でみた場合の戻り高値は更新。
昨年12月13日以来、2.5ヶ月ぶりの高値水準となりました。
ここまでの動きを振り返ると、日経平均は昨年12月26日に安値をつけてから反転開始となりました。
一方、為替(ドル円)については、年初の1月3日に安値をつけてから反転開始となり、以降、日経平均とドル円はともに戻り基調にあります。
日経平均の戻りは現在も継続中なのですが、ドル円の戻りは2月中旬あたりからやや戻りが鈍くなり、頭打ちの感じも出ています。
しかし、今のところは横ばいの動きで、日柄調整を入れているようにも見えるので、特に注意すべきに局面に入ったというわけではありません。
ただ、この先も戻り高値を抜けずに横ばいの動きが続くようであると、やや警戒すべき局面に入ってくるような感じもします。
現時点では特にその兆しはみられるというわけではありませんが、日経平均の戻りは昨年12月26日に安値をつけてから2か月以上継続してきています。
この点からすると、タイミング的にはそろそろ、戻りが一旦止まる可能性を考えていく局面が近づているのではないかと考えます。