朝方は為替が111円台まで円安に振れたことを受け、輸出株などに買いが先行。
日経平均は21556円で寄り付いた後、9時26分に21610円まで上昇。
取引時間中として約2カ月半ぶりに21600円台を回復しました。
しかし、買い一巡後は伸び悩む展開となり、利益確定売りが優勢となり、後場入り後の12時51分には21405円まで下落。
その後は安値圏でもみ合う動きとなり、▲78円の21449円で終了。
日経平均は一昨日から昨日にかけて、21451~21505円でマドを空けて上げる動きとなったのですが、1日でマドを埋める形になりました。
売買代金は前日と同程度の1.8兆円台で、今日も2兆円割れで、商いに盛り上がりが欠ける動きは変わらずでした。
ここから早期に戻り高値を回復できるかどうかが、目先のポイント
今日は21610円まで上げ、昨日につけた戻り高値21590円を一時超えました。
しかし、買いは続かず、反落で終了となりました。
一昨日から昨日にかけて空けたマドを早々に埋める動きになったので、やや戻りのペースに失速感が出てきているような感じもします。
なお、今日は戻り高値更新後、直近で空けたマドを早々に埋めてくる形になったので、ここから早期に戻り高値を回復できるかどうかが、目先のポイントになります。
明日以降、それほど間をおかずに戻り高値を抜けてくる形になれば問題はないのですが、ここから暫く同高値を抜けられないと、頭打ちとなった感じも出てくると思います。
12月から戻り優位の基調が続いてきたのですが、その背景には、米中貿易協議の進展期待があると思います。
それが米国の中国の関税引き上げ延期発表で、当面の好材料は織り込み済みとなり、材料出尽くしとなるパターンも考えられます。
そうなると、これまで続いてきた戻り基調が反転となる可能性もあります。
とは言え、今日1日だけの動きから、そう判断する事はできないので、引き続き、動向を見て行く必要があります。
前述したように、早期に戻り高値を抜けてくる事ができるかどうかが目先の焦点となってきます。