朝方は、手掛かり材料に乏しい中、利益確定売りが先行。
日経平均は21750円で寄り付き、弱含んで始まりました。
その後はハイテク株高などで、9時21分に21811円まで上昇。
前日比で50円程度高くなる場面がありましたが、買いは続かず、再び軟化。
円強含みもあって10時50分には21698円まで値を下げました。
売り一巡後は下げ渋る動きとなり、日銀のETF買い期待を支えに後場早々には再びプラス圏入り。
大引けにかけて上げ歩調になり、+40円の21802円で終了しました。
今日の日経平均はプラスで終わりましたが、TOPIXは小幅下落。
売買代金は1.9兆円台で、昨日に続いて2兆円割れでした。
信用買い残高は4週連続減少で2.1兆円。直近のボトム水準に近い所まで減少
今日の日経平均は上昇で終了しました。
しかし、昨日、今日とドル円が円高気味で推移しており、今日の段階で5日線をやや下回る感じとなっております。
このため、昨日の記事で書いたように、今週は4/12のオプションSQに向けて調整となるのではないかと考えています。
なお、仮に調整となった場合は、3/29~4/1にかけてマド(※)を空けているので、そこを埋めにいく展開になるのではないかと想定しています。
(※)日経平均は21267~21471円
TOPIXは1597~1611
その他、今日発表になった、4月5日現在の信用買い残高は、4週連続減少で2.1兆円まで縮小。
昨年10月2日につけた高値から信用期日の6か月を経過した事もあり、信用買い残高は前週よりも1860億円減少し、減少幅は大きくなっています。
なお、直近での信用買い残高のピークは、2018年3月23日の3.6兆円なので、ピーク時と比べると4割程度減少しています。
また、その前の同残高のボトム水準は2.04兆円(2016年11月25日)なので、先週末の段階でその水準に近い所まで買い残高が減少してきている事になります。
信用買い残高の減少は将来の売り圧力の減少を意味しますので、そうした面から考えても、一旦ミニ調整を入れた後は再び上値試しの展開に回帰するのではないかと考えます。