昨日のNY市場の下落などをうけて、今日の日経平均は21579円で寄り付き、200円以上下げて取引開始となりました。
ただ、日中安値は寄り直後につけた21571円で、以降は内需株への押し目買いが入り、じりじりと値を戻す展開に。
後場は日銀によるETF買い観測や、底堅い上海株などが支えとなって大引けにかけて下げ渋る動きとなり、▲115円の21687円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は1.9兆円台で、今日も2兆円の大台割れ。
なお、騰落銘柄は、値上がり485銘柄に対し、値下がりが1572銘柄でした。
これをうけて騰落レシオ(25日)は92.96%まで低下。
3月28日に92.41%をつけているので、それに近い水準まで下がる形になりました。
目先、4/12のオプションSQに向けての動きが注目されるところ
昨日の記事で「ミニ調整で、直近で空けたマドを埋めにいく展開か」と書きました。
直近で空けたマドというのは3/29~4/1にかけてマドになり、日経平均とTOPIXでいうと、それぞれ以下の水準になります。
・日経平均は21267~21471円
・TOPIXは1597~1611
上記の点に関して、今日の日経平均の安値は21571円までだったので、マドを埋めてくるところまで下げるには至らずでした。
それに対して、TOPIXの安値は1600まであったので、TOPIXについては上記マドを埋めてくる形になりました。
ではこれでミニ調整は終わったのかというと、日経平均の下げは、21900(4/8)の戻り高値から今日の安値21571円までの下げで、値幅では329円の下落になります。
一方、下げの日柄は、4/8から今日で3日目(両端入れ)となります。
これらの点からすると、値幅面および日柄面ではまだ調整未了感が残る感じかと思われます。
日柄的にはせめて5日程度の調整が必要になると思われるのですが、仮に4/8から5日程度、調整する形になると今週の金曜日(4/12)まで調整する事になります。
なお、4/8の記事でも書いたように、4/12はオプションSQになります。
2月と3月のSQは荒れる動きとなっているので、4月のSQもこれと似たような展開となるのかどうか、目先的には注目されるところになるかと考えます。