前日に米国株が上昇した流れを引き継ぎ、朝方は買いが先行。
日経平均は22356円で寄り付き、4/17につけた戻り高値22345円を超えてスタートしました。
その後、9時1分に22362円まで上げたものの、それ以上は買いが続かず。
買い一巡後は今週末からの10連休や、本格化する企業決算が警戒され伸び悩む展開に。
後場入り後の13時には22125円まで値を下げ、130円程度マイナスとなる場面もありました。
そこから大引けにかけてやや値を戻したものの、プラス圏までは戻しきれず、結局▲59円の22200円で終了となりました。
日経平均は4日ぶり反落。
ただ、売買代金は前日よりも増加して2.3兆円台で、2兆円台は回復となりました。
信用買い残高が減少に対して、売り残高は増加で、信用倍率は2.17倍まで改善
今日の東京市場は、昨日のNY高に追随できずに下落となりました。
今日から実質的に5月相場入りで、朝から戻り高値を抜けてきたので、そのまま行くかと思っていましたが、買いの勢いは続かず、失速する展開でした。
大型連休を控えて警戒感が広がりやすい状況にあるため、この展開はまあ仕方がない事なのかと思われます。
ただ、昨日発表になった4月19日時点の信用買い残高は、前の週よりも減少して2兆1,190億円。
それに対して、信用売り残高は前の週よりも増加して9,771億円。
このため、信用買い残高を信用売り残高で割った信用倍率は、2.17倍まで低下。
3月22日の2.25倍が直近の信用倍率では低い数値だったのですが、同水準を下回る形となりました。
また、本日発表になった4月19日時点の裁定買い残は、前週比464億円減少の1兆0807億円で、3週連続の減少となっています。
現状は大型連休を控えて、はっきりしない動きが続いています。
しかし、信用残高と裁定買い残の動きを見る限りでは、今は警戒すべき局面ではないと考えますが、果たしてどうでしょうか。