朝方は、米中貿易摩擦の激化懸念から、前日の米国株式が下落した流れを受け、売り優勢でスタート。
日経平均は前日よりも90円程度安い21211円で寄り付きました。
その後、10時16分に21160円まで下げる場面もありましたが、そこからは、中国・上海総合指数が上げとなった事や、時間外の米株価指数先物高を支えに切り返し歩調となりました。
後場入り後の12時57分には21318円まで上げ、プラス圏内まで浮上する局面もありましたが、長くは続かず。
再度マイナス圏内に落ち込み、そのまま取引を終える形になりました。
日経平均は▲29円の21272円と、3日ぶりに反落。
売買代金は前日よりも増加して2.3兆円台で、2兆円の大台回復となりました。
5日線を一時割れたものの、引け値では同線を維持して終了
一昨日、昨日と、上昇となったものの、上髭ありの十字線で、やや上値が重い感じもあったので、再度ここから下値を試す展開もあるかと思っていました。
しかし、意外と下値がかたく、今日は5日線を一時割れる水準まで下げたものの、結局、引け値では同線の水準(今日の時点で21215円)を維持して終了しました。
なお、日経平均は22362(4/24)の戻り高値から調整する動きになっており、現状の安値は5/14につけた20751円となっています。
この調整の動きは、一度下げた後戻してから再度下げて調整終了となるパターンも考えられるので、現時点では上述したように、再度ここから下げて、下値を試す展開もあるかと考えています。
しかし、ここから5日線を割れずに戻り基調を維持するようだと、5/14につけた20751円で22362(4/24)の戻り高値から調整する動きは終了。
以降は、戻りの第一波(※)に続く、戻りの第二波がスタートする事になり、22362(4/24)の戻り高値をいずれ抜けてくる形になると考えます。
(※)18948(12/26)から22362(4/24)までの戻り
どちらのパターンになるのかは、もう少し動向を見る必要があるかと思います。