前日の米国株安の流れを引き継ぐ形で朝方から売りが先行。
今日の日経平均は21067円で寄り付き、安寄りでスタートしました。
その後、9時53分に21129円まで戻したものの、買いは続かず、再度売りに押される展開になり、14時23分には21035円まで下落し、150円以上下げる場面もありました。
そこからやや値を戻し、▲107円の21086円で終了。
日経平均は続落となりました。
今週末に開催されるG20首脳会議(サミット)を控えて積極的にリスクを取りにいく動きは見られず、商いは本日も閑散。
売買代金は1.6兆円台で、本日も2兆円の大台に届かずでした。
金額ベースの裁定買い残は、とうとう4000億円割れ
日経平均は20289(6/4)から21497(6/21)まで、1208円上昇。
その後、本日の安値21035円まで、462円下落しているので、直近の上げ幅に対して38.2%押しを入れる形となりました。
今日も昨日の安値を更新し、21497(6/21)の戻り高値から下値を切り下げる動きが継続しているので、相変わらず冴えない感じの動きが続いております。
ただ、今日の下落で、25日線の水準(今日の時点で21033円)まで下げてきているので、水準的にはそこそこ良い水準まで下げてきているのではないかと思われます。
なお、本日発表になった、6月21日時点の金額ベースの裁定買い残も、前週比1462億円減の3963億円まで減少。
4000億円を割れる水準まで減少してきております。
裁定買い残の減少は、将来の現物株の売りの減少につながりますので、直近では冴えない感じの動きが続いておりますが、ここから大きく下げるような動きにはならないのではないかと考えております。
よって、今は戻り局面の中でミニ調整をやっているところ、という見方は変わらずとなります。