昨日のNY市場は上昇で、NYダウは最高値を更新しました。
これをうけて朝方は買いが先行し、日経平均は21740円で始まり、高寄りでスタートしました。
ただ、日中高値は寄り直後につけた21755円までで、一昨日つけた戻り高値21784円は超えられず。
買い一巡後は、手掛かり材料難のなか戻り待ちの売りなどで伸び悩み、上げ幅を縮小する展開になりました。
大引け直前の15時に21672円まで値を下げて、最後は+64円の21702円で取引を終えました。
本日は終始模様眺めムードが強く、商いは盛り上がらず、売買代金は1.4兆円台で、今年最低を記録した6月24日以来、今年2番目に低い水準に留まりました。
暫くの間、株高の地合いが継続するのではないかと思われるが……
日経平均は反発となりましたが、今晩のNY市場が休みという事もあってか、商い的には盛り上がりに欠け、今一つの展開でした。
ただ、先行して上げているNY市場では、NYダウが7/2にゴールデンクロス示現となり、昨日は最高値を更新する展開となっているので、NY市場はまだ暫くの間、株高の地合いが継続するのではないかと思われます。
日本株もその動きに追随し、高値更新まではいかないまでも、戻り高値を更新してくる展開になると予想します。
なお、6/7の記事で書いたように、今年は8~10月ぐらいに年間の高値をつける動きを想定しています。
この内、最短では8月高値を想定しているのですが、仮に8月に高値をつけるとしたら、以下のようなシナリオが示現するパターンが考えられます。
「7/末に開催されるFOMCで利下げが実施。
金融引き締めから緩和に転換した流れを当初は好感し、上昇して高値をつける。
しかし、利下げ実施後は、今度は景気悪化の側面が嫌気されて下げに転じる」
現時点ではまだどう動いてくるのか、わかりませんが、過去に金融引き締めから緩和に転換した局面では、上記で記載したようなシナリオが示現するパターンも見られました。
よって、7月まではいいとして、8月以降は徐々に警戒レベルを上げて行く形が望ましいのではないかと考えております。