朝方は、メキシコへの追加関税先送り報道を背景に前日のNY市場が上昇した流れを受けて、買い先行でスタート。
日経平均は前日よりも80円程度高い20859円で寄り付きました。
その後は10時16分に20816円まで値を下げたものの、プラス圏を維持したまま、再び上げ幅を広げる展開に。
大引け前の14時57分には20907円まで上昇し、そのまま高値水準で取引を終了。
円高・ドル安が一服となった事も支えとなり、日経平均の引け値は+110円の20884円と反発。
昨日の日中高値20842円は超えるかたちになりました。
ただ、日中値幅は90円程度で、昨日に続き100円に届かず。
商いも低調で、売買代金は前日よりも減少して1.6兆円台で、連日の2兆円割れでした。
為替がなかなか反転してこないが、その割には底堅い感じの展開
為替が反転してこないので、場合によっては昨年末から今年の年初にかけて見られたような動きの再現として、6/4~5にかけて空けたマド(20464~20646円)埋めを試す展開になる可能性もあるかもしれない、という事を昨日の記事では書きました。
しかし、取りあえず今日のところは、上記マドを埋めに行く展開にはならず、昨日つけた戻り高値(20842円)を超えるかたちになりました。
6/5から5日線よりも上に位置する展開が続いているので、このまま5日線の水準(今日の時点で20650円)を維持したまま、5月20日につけた21430円を超えてくると、22362(4/24)からの調整は20289(6/4)で止まったという可能性がより強くなってくると思われます。
なお、6/5の記事で書いたように、6/4につけた20289円で当面の安値はつけたと考えています。
となると、18948(2018年12月26日)の安値から続いている戻り相場の波動は、次のようにカウントされ、ここから最後の戻り(c波)があるという見方になります。
a波:18948(2018年12月26日)⇒ 22362(4/24)
b波:22362(4/24) ⇒ 20289(6/4)
c波:20289(6/4) ⇒ 現在進行中
なお、c波の戻りが2~4か月程度あると想定すると、c波のピークは2019年の8~10月あたりでつけるという事になります。
そして、c波がピークをつけた後は、1~2年程度かけて下げる展開になるのではないかと想定しています(下落の形状は、2段下げの形状を想定)。
よって、最後の戻り(c波)を入れる局面では、株のポジションを減らして現金比率を高めていくスタンスが良いのではないかと考えています。
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