昨日のNY市場は上昇でしたが、前日の大幅高の反動もあってか、今日の日経平均は20745円で寄り付き、30円程度安い水準でスタートとなりました。
ただ、そこからは切り返しに転じて、11時10分には20842円まで上昇しました。
しかしその後は再びダレる展開となり、最終的には▲2円の20774円で終了。
日経平均は反落となりました。
今日は、米国とメキシコによる移民・制裁関税を巡る協議や、週末の米雇用統計などを見極めたいという事で様子見姿勢の投資家が多く、売買は低調。
売買代金は前日よりも減少して1.8兆円台で、2兆円割れ。
本日の日中高値は20842円であるのに対して、同安値は20745円で、日中値幅は100円に満たず、小動きでした。
仮にマド埋めとなっても、6/4につけた安値(20289円)を割れずに反転してくると、当面の安値をつけたという見方がより強まる事に
日経平均は6/4に20289円の安値をつけてから、昨日はマドを空けて上昇し、367円高と大きく反発。
そして今日は小動きで、2円安と小幅下落で終了でした。
現状では、昨日の記事で書いたように、6/4につけた20289円で当面の安値をつけたと考えています。
ただ、株は反発していますが、為替が円安方向に動いておらず、やや円高気味にふれています。
このため、為替に足を引っ張られて、ここから6/4~5にかけて空けたマド(20464~20646円)埋めを試す展開になる可能性もあるかもしれません。
仮にそのような動きになったとしても、下げたところで20289円を割れずに切り返してくると、6/4につけた20289円で当面の安値をつけたという見方が強まる事になります。
なお、これと同じような動きが昨年末前後でも見られました。
この時は、12月26日に日経平均は18948円で安値をつけた後、その翌日の12月27日に750円高と大きく上昇。
そして、12月28日に63円安で小幅に下落。
休みを挟んで翌年の1月4日に453円安となりました。
しかしこの時は、その翌日の1月5日に477円高で再度大幅上昇。
18948円の安値を割れずに再度大幅上昇となったことで、12月26日の18948円が安値であったという見方が強まり、以降、4月24日の22362円まで大きく上げるという展開になりました。
ということで、取りあえずのところでは、明日以降、6/4~5にかけて空けたマド(20464~20646円)埋めを試す展開になるのかという点が注目されます。
なお、仮にそのような展開となった場合は、6/4につけた20289円の安値を割れずに反転する事ができるのか、という点が注目されるポイントとなります。
これを割れずに切り返してくると、6/4につけた20289円で、当面の安値をつけたという見方がより強まる、という事になると考えます。