前週末のNY市場の上昇を支えに買いが先行。
日経平均は21214円で寄り付き、小高くスタートしました。
その後、9時4分に21182円まで下落し、一時、前日比でマイナスとなる場面もありましたが、すぐに切り返しに転じ、10時43分に21333円まで上値を伸ばしました。
そこからは高値圏でのもみ合いとなり、+118円の21318円で終了。
日経平均は5日続伸となりました。
ただ、売買代金は1.7兆円台で、今日は2兆円の大台には届かずでした。
騰落銘柄数は値上がりが1696銘柄に対して、値下がりが368銘柄だったので、騰落レシオ(25日)は98.83%まで上昇となりました。
200日線の回復は、今回も一時的なものになると考える
今日の高値は21333円まであったので、8/1~2にかけて空けたマド(21211~21288円)を埋めてきました。
また、今日の時点で200日線は21221円なので、同線を超えてくるかたちになりました。
200日線を引け値ベースで回復したのは8月1日以来となるので、約1ヶ月ぶりに同線を上回ってきました。
なお、9/5の記事で、今回の戻りの上値メドは、21200~21300円あたりになるのではないかと考えると書いたのですが、今日はこの水準を上回るかたちになりました。
ただ、今年に入ってから、200日線を引け値ベースで上にいったという機会は、これまでにざっくりと言って2回(以下)ありました。
①4/15~4/26
②7/1~8/1
しかし、いずれの場合も、200日線を上に抜けたのは一時的で、再び同線を割り込むというパターンを繰り返してきました。
今回も従来のパターンと同様に、再び同水準を割り込むかたちになると考えています。
なお、22362(4/24)と21823(7/25)の戻り高値を結んだラインが現状、21500円あたりにあるので、場合によっては当該水準まで戻す可能性もあるかもしれません。
しかし、戻り一巡後は10月にかけて下落相場再開となると見ていますので、ここからは戻り売り優先になるのではないかと考えます。