前週末の米国株が上昇した流れを引き継いで今日の日経平均は23422円で寄り付き、続伸でス
タートしました。
ただ、その後の高値は9時8分につけた23471円で、そこからは米中通商協議を巡る不透明感や連騰後の高値警戒感などもあり、買い一巡後は利益確定売りに押される展開に。
香港で警官とデモ隊が衝突し混乱が広がり、香港市場が大幅安となったことも、投資家心理を冷ます要因となり、14時15分には23323円まで下落。
そのまま安値圏で取引を終え、▲60円の23331円で終了。
日経平均株価は5日ぶりに反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.1兆円台でした。
日経平均EPSの伸びの鈍化傾向も続く
本日、日中取引で香港市場が2.62%下落し、急落となりましたが、日本株は日経平均が5日ぶりに反落となったものの、下落幅は60円と限定的でした。
日経平均、TOPIXともに高値圏で2日続けて陰線引けとなりましたが、両指数ともに5日線を維持しているので、堅調な動きはまだ継続中ということになるのかと思われます。
ただ、世界の株式市場が全般的に堅調に推移している中で、香港市場が▲2.62%、上海指数が▲1.83%下落し、久しぶりに大きな下げとなった点は、やや気になるところになります。(香港のハンセン指数、上海指数ともにマドを空けて下落しています)
中国市場のこの動きは、今日1日だけの動きでは判断できないので、ここから数日どう動いてくるのか、見て行く必要があります。
急落の動きが一過性で終わり、すぐに切り返しに転じてくるようであれば問題ないのですが、明日以降も下げが続くようであると、日本株に影響を及ぼしてくる可能性もあると思います。
なお、全般的に高値圏での取引が続いているのですが、11月7日の記事でも書いたように、日経平均EPS(1株あたり利益)の伸びの鈍化傾向がここのところ継続しております。
今日の日経平均EPSは、11月8日の1690円から1668円まで低下。
今年の7月25日に1795円をつけた最高値から127円下げるかたちになりました。
今日は、中国市場の下げが気になったのですが、高値圏での取引が続く中、日経平均EPSの伸びの鈍化傾向が続いているという点も、気になるポイントになるかと思われます。
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