米イラン間の緊張が和らぎ、中国政府が米国と貿易協議を巡る「第一段階」の合意文書について15日に署名すると発表し、前日の米主要3株価指数が最高値を更新。
この流れを受けて、今日の日経平均は23813円で寄り付き、高寄りで開始。
その後、9時34分には23903円まで上げました。
買い一巡後は、利益確定売りに押され、10時45分に23761円まで下落し、上げ幅を縮小しました。
が、そこから再び買いなおされ、+110円の23850円で終了。
日経平均は続伸となりました。
売買代金は前日並みの2.1兆円台。
騰落銘柄数は値上がりが977銘柄に対して、値下がりが1076銘柄で、日経平均は上昇となりましたが、値下がり銘柄の方がやや多い1日でした。
一昨日つけた安値から再度上げトレンドに回帰しているとみている
昨日の記事でも書いたように、一昨日つけた安値22951円で24091(2019年12月17日)の高値からの調整は終了。
以降は、再度上げトレンドに回帰しているとみています。
なお、日経平均は昨年12月26日に18948円で安値をつけ、そこから上げ相場が再開となっているのですが、これをブレイクダウンすると、以下のようになると思われます。
1波(上げ):18948(2018年12月26日)⇒22362(2019年4月24日) +3414円
2波(下げ):22362(2019年4月24日)⇒20110(8月6日) ▲2252円
3波(上げ):20110(8月6日)⇒24091(12月17日) +3981円
4波(下げ):24091(12月17日)⇒ 22951(2020年1月8日) ▲1140円
5波(上げ):22951(2020年1月8日)⇒ 現在進行中
1波と3波の上昇期間をみると、どちらもおおむね4ヶ月程度の上げとなっています。
仮に5波目の上げも同程度の期間上げが続く形になると、5月あたりまで上値追いが続くという事になります。
なお、それよりも長いスパンで動きを見ますと、ブレクジット騒動で安値をつけた14864円(2016年6月24日)から日経平均は上昇トレンドが続いている事になります。
アベノミクス相場は2012年12月から開始となったのですが、第1次アベノミクス相場の上昇期間は約3年半でした。
14864円(2016年6月24日)から第2次アベノミクス相場の上昇が始まったと見られるのですが、仮に今年の5月あたりまで上げが続くと、当該上昇期間は約3年となり、第1次相場の上昇期間と近くなります。
よって、とりあえず現時点においては、年央あたりまで上昇が続いて高値をつけ、そこから調整に入る、というようなイメージをざっくりと想定しています。