中東情勢の緊迫化が懸念されていましたが、トランプ米大統領がイランに対する軍事力行使の必要性を否定したことから、リスクオフのムードが一気に後退。
為替も円安基調で推移したことも好感され、今日の日経平均は23530円で寄り付き、320円程度高い水準でスタート。
その後も輸出関連株を中心に買われ、全面高の展開に。
大引け前の14時50分に23767円で日中高値をつけ、ほぼ日中の高値圏で取引を終え、日経平均は+535円の23739円で終了。
昨日の下落から一転して急反発となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.1兆円台。
騰落銘柄数は、値上がりが1960銘柄に対して、値下がりが157銘柄で、全面高の1日でした。
下げと上げが交互に繰り返すパターンは、相場が反転する時によく見られる値動き
今週に入ってからの日経平均の値動きは以下の通りで、上下に激しく振れる、乱高下の動きが続いています。
1/6:▲451円
1/7:+370円
1/8:▲370円
1/9:+535円
ただ、このような下げるかと思えば上げる、上げるかと思えば下がるという動きを交互に繰り返すパターンは、相場が反転する時によく見られる値動きになります。
なお、12/30~1/6にかけて、23365~23656円でマドを空けて下がる動きとなったのですが、今日の日中高値は23767円まであったので、当該マドを完全に埋めて上げる動きとなりました。
また、前日の日中高値が23303円に対して今日の同安値が23506円なので、本日は1/6の時とは正反対にマドを空けて上げる動きとなりました。
その他、今日の上げで1/6に割れた25日線(今日の時点で23623円)を4日ぶりに回復してきました。
これらの動きからみますと、24091(2019年12月17日)の高値からの調整は、昨日つけた安値22951円で終了。
ここから1/7の記事で書いたように、再度上げトレンドに回帰し、2018年10月2日につけた24448円の高値抜けを狙っていく展開になると考えます。