前日の米国株式市場は、中東情勢の緊迫化にもかかわらず底堅い展開となり、主要株価3指数はいずれも上昇。
ドル円が円安に振れたことも好感されて、今日の日経平均は23320円で寄り付き、上昇してスタートしました。
9時14分に23299円まで下げた後は切り返しに転じて、後場入り後の14時20分に23577円まで上昇。
そのまま日中の高値圏で取引を終え、+370円の23575円で終了。
日経平均は4日ぶりに反発しました。
売買代金は2.1兆円台で、昨日に続き、2兆円の大台超えとなりました。
騰落数は、値上がり1961銘柄に対して、値下がりが146銘柄で、昨日とは逆に値上がり銘柄が大半を占める1日となりました。
TOPIXは前日の下落幅をわずか1日で回復
日経平均は昨日の大幅下落で、23365~23656円でマドを空けて下がる形になりました。
それに対して本日の日中高値は23577円まであったので、上記で空けたマドの大半を埋めてきました。
なお、日経平均は上昇したものの、マドを完全に埋める所までには至りませんでした。
また、昨日の下げ幅が451円に対して、今日の上げ幅は370円なので、昨日の下げに対する戻りは82%でした。
一方、TOPIXは昨日空けたマドが1703~1718。
それに対して本日の日中高値は1726まであったので、上記で空けたマドを完全に埋めてきました。
また、昨日の下げ幅が23.87に対して、今日の上げ幅は27.56なので、昨日の下げ幅を上回って上げる形になりました。
その他では、日経平均は前日割れた25日線にわずかに届かず、上回ることができなかったのですが、TOPIXは同線を1日で回復してきています。
これらの点から見ますと、日経平均で、24091(12/17)でつけた高値からの調整は昨日の安値23148円で終了となった可能性も出てきました。
なお、仮にこの調整が昨日で終了となった場合、そこから再び上げ波動に回帰することになるのですが、その場合、当該上げ波動の中で2018年10月2日につけた24448円の高値抜けを狙っていく展開になると考えます。