日経平均は値ごろ感から押し目買いが入り、23850円で寄り付き、反発してスタートしました。
9時15分に23869円まで上げましたが、引き続き中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が懸念され、12時36分には23755円まで下落。
40円程度マイナスとなる場面もありました。
そこからは切り返す動きとなり、引けは+31円の23827円で終了。
日経平均は小幅に反発となりました。
ただ、週末前ということもあり、大きくポジションを傾ける動きは見られず、売買代金は前日よりも減少して1.8兆円台。
騰落数も値上がり524銘柄に対して、値下がりが1536銘柄で、日経平均は上昇したものの、値下がり銘柄が1500を超える1日でした。
騰落レシオ(25日)は、約4か月半ぶりに80%台まで低下
日経平均は小幅上昇でしたが、TOPIXは▲0.06の1730.44で、小幅に下落。
JASDAQ平均は▲0.63%の下げ、マザーズ指数も▲1.16%の下げで、全般的には冴えない動きの1日でした。
なお、値下がり銘柄が昨日に続いて1500を超えた事で、騰落レシオ(25日)は89.09%まで低下。
同レシオは昨年の9月9日に90%台にのせてから80%台まで落ちることはなかったのですが、約4か月半ぶりに80%台まで低下してきました。
日経平均は22951(1月8日)で安値をつけてから上昇局面に入り、24115(1月17日)まで上げて、そこからミニ調整に入っているというのが現状の見方です。
ここまでの動き方を整理すると、22951(1月8日)から24115(1月17日)まで、日柄で7日(両端入れ)上昇。
そこからミニ調整に入って、今日の日中安値23755円まで、日柄で6日下げる、という形になっています。
上げが7日に対して、下げが6日なので、日柄的にはそろそろミニ調整が終わってもおかしくないようにも思えますが、22951(1月8日)で安値をつけてから上昇局面に入っているとする見方が正しいとしたら、遅くとも来週までにミニ調整を終えて、再度上げ方向に回帰する形になるのではないかと考えます。
日経平均は25日線(今日の時点で23823円)近辺まで下げて、騰落レシオ(25日)も約4か月半ぶりに80%台まで低下してきているので、ミニ調整が終わるのは近いのではないかと見ておりますが、果たしてどうでしょうか。
◆日経平均が上がると考えた場合、日経平均先物を買うよりも、くりっく株365を買った方が、取引期限がない、配当がつく等といった面で利点があります。