前日の欧米株が堅調だったことで過度な不安心理が後退し、今日の日経平均は23309円で寄り付き、90円程度高い水準でスタート。
9時29分に23214円まで下げて、前日比でマイナスとなる場面もあったのですが、そこから再度プラスに転じ、14時2分に23392円まで上昇。
そこから日中の高値圏でのもみ合いとなり、+163円の23379円で終了。
日経平均は3日ぶりに反発となりました。
騰落銘柄数は、値上がりが1094銘柄に対して、値下がりが967銘柄で、値上がり銘柄がやや上回る形でした。
売買代金は1.9兆円台で、3日ぶりに2兆円の大台割れでした。
今日は反発して開始となったので、三空叩き込みという形までには至らず
前日の米国株市場で、NYダウが6日ぶりに反発。
半導体関連株が主導する形でナスダックやs&p500なども上昇したことで、これを好感する形で今日の東京市場は上昇となりました。
昨日の記事で、今日もマドを空けて下げる形になると3日連続してマド空けでの下げとなり、三空叩き込みという形になるので、一応、買い転換のサインとなると書いたのですが、今日の日経平均は反発して開始となったため、三空叩き込みという形までには至らずでした。
チャートの形状でみますと、昨日、75日線を下回ったのですが、今日の時点で75日線が23269円に対して、終値が23379円なので、1日で同線を回復する形になりました。
騰落レシオ(25日)も昨日は78.38%で、昨年8月以来の80%割れとなったのですが、今日は値上がり銘柄が多かったことで、同レシオは81.9%となり、こちらも1日で80%台を回復する形になりました。
今日もたたき売られることになると、底打ち反転となる可能性が強くなるかと思っていたのですが、とりあえず今日は反発となったので、そこまでには至らずでした。
なお、昨日のNY市場で、ハイイールド債はけっこう勢いよく上がっていたので、この点からみると、日経平均は昨日つけた23115円で、当面の安値をつけた可能性もあると思います。
しかし、今日は反発となったものの、それほど強い形で上げる形になったわけではないので、昨日の安値で底打ちかどうか、判断がつきづらいというのが正直なところになります。
上記で安値をつけたのか、それともそれはまだなのか、という点については、とりあえず来週辺りまでの動きを見て、判断していく必要があるのではないかと考えております。