中国で発生した新型肺炎の感染拡大が依然として警戒され、朝方は前日の軟調な地合いを引き継ぐ形で幅広く売られて開始。
日経平均は23126円で寄り付き、210円程度安い水準でスタートとなりました。
9時58分に23115円まで売られたのですが、そこから徐々に下げ幅を縮める展開になり、大引け前の14時47分には23243円まで上昇。
大引けは▲127円の23215円で終了。
日経平均は続落となりました。
売買代金は前日並みの2.1兆円台。
騰落銘柄数は、値上がりが735銘柄に対して、値下がりが1335銘柄で、値下がり銘柄が6割程度を占めました。
騰落レシオ(25日)は昨年8月以来の70%台にまで低下
昨日、日経平均は23463~23755円でマド空けでの下げとなりました。
そして、昨日の日中安値が23317円に対して、今日の日中高値が23243円なので、前日に引き続き本日も70円程度マドを空けて下げる形になりました。
今のところ、2日連続してマドを空けて下げる形になっており、夜間市場に入ってから日経平均先物は一時23000円をつけるところまで下げているので、このままいくと、明日もマドを空けて下げる形になります。
3日続けてマド空けでの下げとなると、三空叩き込みという形になり、一応、買い転換のサインとなります。
また、今日の下落で、日経平均は一時23115円まで下げました。
1/8につけた安値が22951円なので、今日の安値でそこまでは届かなかったのですが、TOPIXの日中安値は1684.75まであり、1/8につけた安値1683.76に顔合わせする形になりました。
その他、本日も値下がり銘柄が多く、全体の6割程度を占めたことで、騰落レシオ(25日)は78.38%まで低下し、80%を割ってきました。
なお、昨年、日経平均は22362(4/24)の高値から20110(8/6)の安値まで下落したのですが、この安値近辺でつけた騰落レシオ(25日)の最小値は8/13の74.7%でした。
同レシオの78.38%という数値は、この時以来の安値水準となりますので、この点からみると、今の株価は底値圏に近い水準にあると言えます。
以上のような点から鑑みると、現状は新型コロナウィルスの拡大が懸念され、不安心理が高まる状況にあるのですが、底打ち反転となる局面は近づいている、という事が言えるのではないかと考えます。
◆日経平均が上がると考えた場合、日経平均先物を買うよりも、くりっく株365を買った方が、取引期限がない、配当がつく等といった面で利点があります。