新型コロナウイルスの感染者拡大の懸念が一段と広がり、朝方から幅広い銘
柄で売りが先行。
日経平均は22255円で寄り付き、170円程度安い水準でスタート。
その後、22000円の大台を割り込み、13時57分には21844円まで下落。
一時下げ幅は581円に拡大しました。
そこから引けにかけてやや戻しましたが、▲477円の21948円で終了。
日経平均は4日続落となりました。
売買代金は前日よりもやや増加して3.1兆円台で、連日の3兆円超え。
騰落銘柄数は、値上がりが77銘柄に対して、値下がりが2059銘柄で、ほぼ全面安の1日でした。
今週の火曜日から3日連続で前日の日中安値を割り込む動きに
今日も下落となったことで、騰落レシオ(25日)は59.36%まで低下。
同レシオの60%割れは、2016年1~2月の時以来なので、約4年ぶりに60%割れとなりました。
今週の火曜日に、2/18の23133円の直近安値を割れてから、今日で3日連続で前日の日中安値を割り込むという展開になりました。
騰落レシオ(25日)が60%割れで、今週の火曜日に直近安値を割れてからワンツースリーという感じで3日連続で前日の日中安値を割れる動きとなっていることから、安値を売り込む動きもけっこういい水準まできているのではないかと思います。
また、今日の日中安値は21844円まであったので、10/11~15にかけて空けたマド(21820~22049円)も埋めてきました。
これらの点からしますとそろそろ反転してきても、という感じもします。
ただ、前回、騰落レシオ(25日)が60%割れとなった2016年1~2月の時は、2016年1月21日に同レシオが53.8%まで低下する場面もありましたので、場合によってはもうひと押しがあるかもしれません。
なお、仮に明日も今日と同じような全面安の展開になり、騰落銘柄数が同程度(値上がりが77銘柄に対して、値下がりが2059銘柄)になるとすると、明日の騰落レシオ(25日)は53.5%まで低下する事になります。
2016年1月21日に同レシオが53.8%まで低下した局面では、1月21日につけた16017円が安値となって、2月1日の17905円まで8日間(両端入れ)で1888円反発しました。
ということから、現状は、まだ不安定な状況が続いておりますが、目先反転となる局面は近づいてきているのではないかと考えております。