新型コロナウイルスの感染がパンデミックの段階に進んだことが投資家心理を圧迫。
昨日のNYダウは5%を超える下落となりました。
日経平均は今日も安く寄り付き、19064円でスタートしました。
その後、10時2分に19142円まで戻したのですが、取引時間中に行われたトランプ米大統領の演説が失望を誘い、11時7分に18339円まで下落。
下げ幅は一時1000円を超えました。
引けにかけてやや戻したものの、▲856円の18559円で終了。
日経平均は続落となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.7兆円台。
騰落銘柄数は、値上がりが39銘柄に対して、値下がりが2117銘柄で、全面安の1日でした。
仮に明日の日経平均の引け値が17700円となると、75日線との乖離は▲23.1%となる
今日も下げが止まらず、テクニカルではかなりレアな数値が示現。
騰落レシオ(25日)は今日の時点で50%を割り込み、49.5%となりました。
リーマンショックがあった時でさえ、2008年1月22日の52.7%が最低値だったので、これをも下回り、40%台をつけるというのは相当レアな数値です。
ちなみに、私が知る限りでは、バブル崩壊があった1990年8月23日につけた44.3%という数値が最低値です。
仮に明日も今日と同程度の騰落銘柄数(値上がりが39銘柄に対して、値下がりが2117銘柄)となると、騰落レシオ(25日)はなんと43.2%まで下落し、1990年8月23日につけた44.3%をも下回る事になります。
更に来週月曜日も、今日と同程度の騰落銘柄数となると、同レシオはな、なんと36.4%まで下落する事になります。
なお、夜間市場に入ってから日経平均先物が売られて17700円程度にまで下げています。
仮に明日の日経平均の引け値が17700円となると、25日線との乖離は▲19.3%、75日線との乖離は▲23.1%、200日線との乖離は▲20.0%で、これらを合計した総合乖離率は▲62.5%となります。(今日の時点の総合乖離率は▲52.1%)
総合乖離率は、リーマンショックがあった2018年10月の異常値を除いて、世界同時多発テロがあった2001年9月12日の▲59.5%が私が知る限りではピークに近いと思いますので、このままいくと明日、それを凌駕する事になります。
さすがにここまでいくと、極端に売られすぎとなり、リバウンドしてくるのではないかと思うのですが……。
果たしてどうなるでしょうか?