先週金曜日のNY市場は、米議会下院が2.2兆ドル規模の新型コロナ関連経済対策法案を賛成多数で可決しましたが、主要3指数は3~4%下落。
これをうけて今日の日経平均は18884円で寄り付きました。
その後、10時9分に18578円まで値を下げ、800円近く下落する場面もありましたが、後半は日銀のETF買いが観測されたことで切り返す展開に。
引けは▲304円の19084円で終了。
マイナスとなったものの、日中の高値で取引を終えました。
今日は3月の配当権利落ち日で、権利落ち分は市場推定で約180円だったので、それを加味すると実質的には124円安で取引を終えた事になります。
売買代金は前日よりも減少して3.1兆円台。
騰落騰落数は、値上がりが492銘柄に対して、値下がりが1620銘柄でした。
4月に入ってからどう動いてくるのか?
今日は一時大きく下げた後、切り返す形になったので、日足の形状は、下ひげありの小陽線で引ける形になりました。
今日の時点で5日線は18955円なので、引け値ベースで同線を維持しました。
また、同線は前日よりも切り上がっているので、今日は下落となったものの、まだリバウンドの形は崩れていないという事になります。
株価指数はリバウンド基調が継続となっていますが、WTI原油先物とかをみますと、3/26に5日線が上向きから下向きに転換しており、本日、3/18につけた直近の安値20.06を下回り、一時20割れとなっています。
取りあえず、今日の日経平均の実質的な下げ幅は124円で、下げは限定的でしたが、原油相場の動きとかをみますと、やはり再度下値を試しにいく可能性もあるのではないかと思われます。
なお、今回のリバウンドは3月期末に向けて戻しているという面もあったと思われますので、4月に入ってからどう動いてくるのか、気になるところになります。