前日のNY市場で、NYダウは779ドル高となりました。
これをうけて今日の日経平均は19376円で寄り付き、小幅高でスタート。
その後、9時10分には19406円まで上げました。
しかしそこから売りに押されて13時23分には19158円まで下落。
一時は200円近く下げました。
が、引けにかけて下げ幅を縮小し、最終的には▲7円の19345円で終了。
日経平均は5日ぶりに小幅下落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.2兆円台。
騰落銘柄数は、値上がりが1098銘柄に対して、値下がりは1007銘柄で、ほぼ拮抗する形でした。
5日線の動きに注目
今日は、前日終値を挟んで売り買い交錯で、方向感の伴わない動きで終始しました。
日経平均の16358(3/19)の安値からの波動構成は以下の通りで、現状、a-b-cの2段構成での戻りの2段階目の戻りを入れている所とみています。
< 日経平均の3月安値からの波動構成 >
a波(上げ):16358(3/19)⇒ 19564(3/25) +3206
b波(下げ):19564(3/25)⇒ 17646(4/3) ▲1918
c波(上げ):17646(4/3) ⇒ 現在進行中
この先、c波の戻りが終わると、再度下落に転じて、16358(3/19)の安値方向を目指して2番底をつけに行く展開になると考えています。
なお、c波の戻りが終わるタイミングとしては、5日線の動きに注目しております。
現状、同線は上向きに推移しているのですが、これが下向きに転換したところでa-b-cの2段構成での戻りが終わるのではないかと考えています。
また、目先的には、このa-b-cの戻りで、a波の高値となる19564(3/25)を超えられるのか、という点が注目されます。
3月下旬の安値からの戻りで、2段構成での戻りとなっている点は、日米ともに同じです。
しかし、NY株は主要3指数でa波の高値を既に超えています。
それに対して日本株は、日経平均、TOPIXともに、a波の高値を超える事ができていません。
昨日の記事でも書いたように、来週あたりは時間的なタイミングとして注目されるので、まずは来週あたりまでで日経平均がa波の高値となる19564(3/25)を超えられるのか、注目していくところかと考えています。