前日のNY市場で、FRBが一般企業に対する融資など2.3兆ドルの緊急資金供給策を発表。
これを好感してNYダウは285ドル上げて終了しました。
これをうけて今日の日経平均は19500円で寄り付き、150円程度上げてスタートしました。
ただ、寄り値が日中高値となり、そこから売りに押される展開となり、10時13分には19235円まで下落。
100円程度マイナスとなる場面もありました。
ただ、後場に入ると、日銀のETF買いへの期待もあり、切り返す展開に。
最終的に+152円の19498円で引け、日経平均は反発となりました。
今晩は米国を含む主要海外市場がグッド・フライデーで休場となることもあり、様子見気分も強まり、売買代金は2.1兆円台で、薄商いでした。
騰落銘柄数は、値上がりが1511銘柄に対して、値下がりが608銘柄で、値上がり銘柄が優勢の1日でした。
4/3の17646円の安値からは、前日につけた安値を下回ることなく、戻る基調が続いている
日経平均は反発となりましたが、日中高値は19500円までで、3月下旬の戻り高値19564(3/25)は抜けずでした。
4/3に17646円で安値をつけてから戻り歩調が続いているのですが、NY市場と異なり、3月下旬につけた戻り高値をなかなか抜けないという動きが続いています。
5日線は上昇基調で、日経平均の引け値は同線(今日の時点で19144円)を上回っているので、まだ16358(3/23)からの戻り基調は継続していることになります。
ただ、3月下旬の戻り高値19564(3/25)を前にして、戻りのペースが昨日あたりからやや鈍ってきているような感じもします。
来週に入っても19564(3/25)を抜けられない形になると、4/8の記事でも書いたように、16358(3/23)の安値からの戻りが終了となり、再度安値を試す動きになる可能性が強くなってくると思われます。
なお、4/3に17646円で安値をつけてから戻り歩調が続いているのですが、ここまでの動きをよくみると、前日につけた安値を下回ることなく、戻る基調が続いています。
前日につけた安値を下回ると、ここまで続いてきた戻り基調に最初の変化が現れる事になると思われるので、どこでこの基調変化が現れるのか、注目していきたいところです。
なお、今日の日中安値は19235円になるので、超目先では、来週の月曜日の段階で、当該安値を割れずに戻り基調継続を維持できるのかが注目されます。