前週末の米国株市場で主要3指数が上昇した流れを引き継ぎ、朝方から買いが先行。
日経平均は19410円で寄り付き、150円程度高く始まりました。
その後、米国株先物が堅調に推移し、今晩の米国株続伸への期待が高まり、上げ幅を拡大。
お昼に日銀が発表した金融政策決定会合の結果はおおむね想定通りと受け止められたものの、金融不安や信用リスクの後退を意識させたとの見方もあり、今日の上げのフォロー要因となりました。
大引け前の14時54分に19819円まで上げ、そのまま日中の高値圏で取引を終了。
日経平均は+521円の19783円で引け、反発となりました。
売買代金は前日と同程度の2.0兆円台。
騰落銘柄数は、値上がりが1752銘柄に対して、値下がりが369銘柄でした。
3度目の上げで戻り相場が終わる可能性も
先週金曜日の日経平均の日中高値は19352円。
それに対して今日の日中安値は19410円だったので、前日よりも60円程度マドを空けて上げる形になりました。
先週金曜日に下落となったのですが、本日大きく反発してきたことで、19922(4/17)の戻り高値方向を再び目指す動きが進行中ということになりました。
なお、16358(3/19)の安値から戻り波動が進行中なのですが、この波動をブレイクダウンすると以下の通りになります。
1波(上げ):16358(3/19) ⇒ 19564(3/25)
2波:19564(3/25) ⇒ 17646(4/3)
3波(上げ):17646(4/3) ⇒ 19922(4/17)
4波:19922(4/17) ⇒ 18858(4/22)
5波(上げ):18858(4/22) ⇒ 現在進行中
現在は、16358(3/19)の安値から3度目の上げで、戻り高値を目指す動きが続いています。
ここから19922(4/17)の戻り高値は抜けてくると思われるのですが、仮に同高値を抜けたとした場合、その上値がどこまで伸びるのかが焦点となります。
戻り高値を超えたものの、大きくそれを上回ることができずに失速する形になると、3月下旬の安値から続いてきた戻り相場は終了。
そこから2番底を試す動きに移行する可能性が強くなってくるのではないかと考えます。