一昨日のNY市場は、米モデルナの新型コロナウイルス感染症のワクチンに対する期待で急上昇しましたが、昨日は同ワクチンの効果に疑念を示す報道が出たことが嫌気されて下落しました。
しかし、今日の日経平均は20454円で寄り付き、20円程度高く始まりました。
外為市場でドル/円がやや円安に振れたほか、国内でも新型コロナウイルスの影響が落ち着いていくとの期待が広がり、また、時間外取引で米株先物が堅調に推移したこともプラス材料となり、そこから上げ幅を拡げる展開になり、13時24分には20684円まで上昇。
250円程度高くなる場面もありました。
その後は引けにかけて上げ幅をやや縮め、+161円の20595円で終了。
日経平均は4日続伸となりました。
ただ、売買代金は前日よりも減少して2.1兆円台でした。
戻りの形状は、上昇するにつれて徐々に値幅が小さくなる斜行三角形の形になっていると思われるが
今日の日経平均は、日中高値が20684円まであったので、前日の高値20659円を上回り、連日の戻り高値更新となりました。
なお、今日も夜間市場で日経平均先物が上昇しており、20760円まで上げてきています。
このままいくと明日も上昇となりそうな感じで、現状、19564(3/25)と20365(4/30)を結んだラインが20700~20800円あたりに位置しているので、明日この辺りを試してきそうな感じです。
引き続き、戻り地合いが継続中なのですが、17646(4/3)からの戻り波動を細分化すると以下の通りで、今は5波目の戻りを入れているところと見ています。
1波:17646(4/3)⇒ 19922(4/17) +2276
2波:19922(4/17)⇒ 18858(4/22) ▲1064
3波:18858(4/22)⇒ 20534(5/11) +1676
4波:20534(5/11)⇒ 19832(5/15) ▲702
5波:19832(5/15)⇒ 現在進行中
この戻り波動は、上げ幅は1波よりも3波の方が小さく、下げ幅は2波よりも4波の方が小さい感じになっているので、波形的には上昇するにつれて徐々に値幅が小さくなる斜行三角形の形になっていると思われます。
想定としては、5波目のところでトップアウトして、戻りがピークを迎えるという展開を考えていますが、戻り地合いはまだ継続中なので、引き続き、どこまでこの地合いが続くのか、動向を注視して行くところになると考えます。