前日の米国株式市場が、新型コロナウイルス向けワクチン開発を材料に大きく上昇。
これを受けて、主力の輸出関連株を中心に幅広く買いが入り、今日の日経平均は20469円で寄り付き、330円程度高い水準でスタート。
9時15分に20659円まで上げ、一時上げ幅は500円を超えました。
ただ、その後は戻り売りに対する警戒感から徐々に上値が重い展開に。
引けにかけて上げ幅を縮めて、日中の安値で取引を終了。
日経平均は+299円の20433円で、3日続伸となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.5兆円台。
騰落銘柄数は、値上がりが1678銘柄に対して、値下がりが426銘柄で、値上がり銘柄が全体の77%を占めました。
5/11につけた戻り高値を更新
日経平均は、昨日の日中高値が20197円に対して、今日の同安値が20433円だったので、200円弱マドを空けて上げる形になりました。
日中高値も20659円まであったので、5/11につけた戻り高値20534円を更新しました。
また、今日の時点で75日線が20482円なので、同線を一時上回る展開となりました。
その他、16358(3/19)の安値からの上げ幅は+4301円。
24115(1/17)の高値から16358(3/19)の安値までの下げ幅が▲7757円なので、下げ幅に対する戻りは55.4%となりました。
本日は高寄り後に一時500円以上上げ、その後、上げ幅を縮小して引けたので、日足の形状は上髭ありの小陰線となっています。
この形状からすると、やや上値が重くなってきているような感じもするのですが、明日も上昇となれば戻り地合いが継続する形になると思われます。
なお、本日戻り高値更新となったことで、16358(3/19)の安値からの戻りの日柄は
39日(両端入れ)となりました。
1990年のバブル崩壊後の相場の時は、下げの第1波で最高値から64日下落し、そこから44日の中間反騰があり、その後、下げの第2波が開始となりました。
今回も下げの第1波の後の中間反騰が今日で39日目となり、期間的には2か月程度を経過してきているので、日柄的にはそろそろという感じがしないでもありません。
引き続き、この戻りの地合いがどこまで継続するのか、見て行くところになります。