前日のNY市場が上昇したことを受け、日経平均は22266円で寄り付き、120円程度高い水準でスタートしました。
半導体関連などハイテク株が堅調に推移したことで10時23分には22312円まで上昇。
ただ、新型コロナウイルス感染拡大への警戒感もあり、そこから上値を抑えられる展開となり、13時3分には22154円まで下落。
上げ幅が10円程度にまで縮小する場面もありました。
しかし、引けにかけて買いなおされる展開となり、+160円の22306円で終了。
日経平均は続伸となりました。
売買代金は前日よりも減少して1.6兆円台で、2兆円を割り込みました。
日経平均は5日ぶりに5日線を超えてくる
前日の米国株市場は、予想を上回る雇用統計の結果をうけて上昇。
s&p500は一時3165まで上げて、6/19につけた3155を抜けました。
それをうけて日経平均は高寄りで始まったものの、その後はここ最近見られるような動きとなり、上げ幅を縮小する展開となりました。
今日もこのまま、高寄り後ダレる動きで終わるのかと思われたのですが、引けにかけて切り返し、寄り値よりも高く終了。
日足の形状は、下髭ありの小陽線となりました。
また、5日ぶりに5日線(今日の時点で22171円)を超える動きとなりました。
ここから5日線が上向きに転じて、25日線を超えてくると、ミニゴールデンクロスが示現することになります。
そうなると、6/9につけた戻り高値23185円を抜ける展開になってくるのではないかと思われます。
なお、株数ベースの裁定残高は、7月1日時点で買い残高が2.1億株に対して、売り残高は7.5億株なので、依然として5.4億株程度の売り超過となっています。
この売り超過が解消されるまでは、上げ優位の展開になるのではないかと考えます。