前週末の米国株市場が休場で手掛かり材料に欠く中、日経平均は22341円で寄り付き、30円程度小高い水準でスタートしました。
その後、中国・上海株市場や香港株が強い動きをみせたことで、マーケット心理が好転。
前場中盤から日経平均は先物主導で大きく水準を切り上げる展開となり、14時22分には22734円まで上昇しました。
そのまま高値圏で引け、+407円の22714円で終了。
日経平均は大幅高で3日続伸となりました。
ただ、売買代金は1.8兆円台で、2兆円の大台には届かずでした。
まだしばらくは先物の買戻し主導による上げが続くと想定
今日の日経平均は、日中高値が22734円まであり、6/23の22693円を超えるとともに、25日線(今日の時点で22477円)も抜けてきました。
7/2の記事で、そろそろ反転に転じてきても、おかしくないのではないか、と書いたのですが、今日の動きでやっと反転開始の動きとなってきそうな感じです。
ここまで日経平均は、23185(6/9)で戻り高値を付けた後、21529(6/15)まで1656円下落。
そこから22693(6/23)まで戻した後、しばらく冴えない動きを続けてきました。
しかし、本日、22693(6/23)を抜けて25日線も超えてきたので、ここから23185(6/9)の戻り高値を抜けてくる動きになってくるのではないかと考えます。
なお、本日大幅高となったものの、商いは2兆円に届かずで、本格的な買いが入って上げたというよりは、先物の買戻し主導で上げたというのが、実態ではないかと考えます。
株数ベースの裁定売り残高は5/25に11.2億株でピークをつけて減少傾向にあります。
しかし、同残高は7/2時点で7.5億株もあるので、まだしばらくは先物の買戻しによる上げが続くのではないかと考えています。
なお、買戻しによる上げは、売り残高がピークをつけた5/25から3か月後になる、8月下旬~9月上旬あたりまで続くのではないかとみています。
9月には、9/11にメジャーSQがあるので、その前あたりまで上げ優位の展開が続くのではないかというのが、現時点における想定となります。