前週末の米国株市場で主要3指数がそろって下落したことを受け、今日の日経平均は23145円で寄り付き、下落してスタートしました。
9時15分に23086円まで下げた後は、いったん反発して9時50分に23218円まで上昇。
前日比でプラスとなる場面もありました。
しかし、半導体・ハイテク関連を中心に幅広く売られる形となり、そこから再び売りに押される展開となり、▲115円の23089円で終了。
日経平均は続落となりました。
売買代金は1.9兆円台で、今日も2兆円には届かずでした。
9月相場は警戒とみていたが、とりあえず、ここまでは米国株が下げた割には落ち着いた動きとなっている
今日は一時プラス圏に浮上する場面もありましたが、その勢いは持続せず、続落となりました。
ソフトバンクグループが7%を超える下げとなったほか、マザーズ銘柄で下げる銘柄が目立ちました。
ただ、これまで買われてきたマザーズ銘柄が売られる一方で、7月ぐらいまでさえなかった空運株などが買われるなど、指数自体は下げたものの、全面的に売られるという展開にはなっていません。
また、本日、続落で5日線(今日の時点で23229円)を割れる動きとなりましたが、23000円台を維持しているほか、25日線(今日の時点で22967円)も維持する形となっています。
というわけで、これまで9月相場は警戒とみていましたが、とりあえず、ここまでの動きを見る限りでは、アメリカ株が下げた割には比較的落ち着いていた動きになっているように思われます。
よって、ここから大きく売られるという展開にはならないのかもしれません。
ただ、アメリカ株の不安定な動きがわずか2日程度で終わったとは考えづらいという点と、日本株は今週末にメジャーSQを控えているという点から、少なくとも今週~来週にかけての動きは見ていく必要があると考えています。
来週にかけて大きな下げにならない場合は、今回の調整は上昇過程の中のスピード調整となり、比較的早い段階で切り返していく可能性もあると思われます。
とりあえず、来週にかけての動きをみて、今後の方向性を考えていきたいと思います。