前日の米国株は下落して終了。
これを受けて、今日の日経平均は23114円で始まり、軟調な始まりとなりました。
しかし、寄り値が日中安値となって切り返す展開となり、後半は相場全体の先高期待から買い直す動きが活発化。
14時37分に23412円で日中高値をつけて、日中のほぼ高値圏で取引を終了。
日経平均は+171円で23406円となり、続伸となりました。
売買代金は2.5兆円台となり、前日よりも増加しましたが、メジャーSQの割には商いは大きくは膨らまない動きでした。
メジャーSQを通過して高値引け
本日のSQ(特別清算指数)値は、23272円でした。
これを立ち会い中に上回ったことで買い戻す動きも出て、今日はほぼ高値で引ける形になりました。
なお、本日の高値は23412円まであったことで、9/3~4にかけて空けたマド(23257~23426円)をほぼ埋めてきました。
TOPIXも1636と日中の高値で引けて、9/3につけた高値1639に接近してきました。
日経平均のここまでの動きを振り返ると、3/19に16358円で安値をつけたあと、6/9の23185円まで上昇。
この間が約3か月で、そこから23500円前後が上限で、21500円前後が下限となってもみ合う、レンジ相場の動きが続いています。
このレンジ相場も3か月弱続いていますので、そろそろレンジを抜ける動きが出てきてもおかしくないように思われます。
注目されていたメジャーSQを通過して、レンジ上限に再び接近する動きとなってきているので、レンジを上方向に抜ける可能性が強くなってきているようにも思われます。
ただ、米国株の状態はまだ不安定で、9月下旬にかけて再度下押しする可能性もあると思われるので、仮に日本株がレンジ抜けをするとしても、米国株が下げ止まった後になるのではないかと考えます。