前日の米国株市場で主要3指数が揃って大きく反発したことを受け、前日に続きリスクを取る動きが継続。
新型コロナウイルスに感染し、病院に搬送されたトランプ米大統領が現地時間5日夕刻に退院したことで市場心理が改善し、日経平均は23420円で寄り付き、100円程度高くスタートしました。
9時39分に23331円まで下げて上げ幅を縮める場面もありましたが、そこから切り返して12時31分に23441円まで上昇。
その後は高値圏でもみ合いとなり、引けは+121円の23433円で終了。
日経平均は続伸となりました。
売買代金は1.9兆円台で、9月7日以来、約1か月ぶりに2兆円割れでした。
レンジ相場は8/14から1.5か月ほど継続中
日経平均は9/29に23622円まで上げて戻り高値更新となったあと、10/2に22951円まで下げて、23000円割れとなりました。
そこから切り返す動きとなり、昨日25日線を超えて本日23433円まで戻して、再び戻り高値抜けを目指すところまで戻してきています。
8/14に23338円をつけて、6/9につけた23185円を超えてから、戻り高値を一応抜けるものの、その動きは持続せずにすぐに反落するという動きをこれまで5回繰り返してきています。
このため、23500~23600円あたりが上値抵抗となる動きが継続していることになります。
この動きが8/14から1.5か月ほど続いてきていますので、そろそろそれを抜け出す動きとなってもおかしくないのではないかと考えます。
現状、23400円台まで戻してきており、9/29につけた戻り高値23622円に再び接近してきていますので、6度目の挑戦でレンジ抜けとなるのかが注目されるところになります。
なお、レンジ抜けに成功した場合は、相場に動きが出てくることになるので、その後は24000円を超える方向に動いてくると思われます。