前日の米株式市場で主要3指数が下落したことに加え、外為市場でドル円が104円台前半と円高に振れたことを受け、日経平均は終日軟調な展開となりました。
本日は25860円で寄り付いた後、下落し、一時は下げ渋る場面もみられたものの、後場に入り、東京都の新型コロナウイルス感染が過去最高となったと複数のメディアが報じたことで下げ幅を拡大。
14時31分に25656円まで売られ、一時は350円程度安くなりました。
引けにかけてやや戻して、引けは▲286円の25728円で終了。
日経平均は3日ぶりに反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.3兆円台でした。
TOPIXの5日線は下向きに転換
本日の日経平均は25728円で終わり、5日線(今日の時点で25711円)に近い水準で終了する形になりました。
一方、TOPIXは1720.65で終了。
5日線(今日の時点で1723.31)よりもやや下回って終わり、同線も前日(前日時点で1724.99)よりも下落する形になりました。
この形からすると、11月に入り、急騰してきた流れも一服。
昨日の時点で、25日線との乖離が+8.02%、75日線との乖離が+11.02%、200日線との乖離が+17.98%と拡大していたので、そろそろこの乖離の広がりを縮小する動きに入ってもおかしくないようにも思われます。
ただ、夜間市場に入ってから日経平均先物が買われ、一時25930円をつけるところまで上げてきているので、明日は反発して再び26000円台を目指す動きになるのかもしれません。
しかし、仮に反転してきたとしても、昨日つけた高値26057円を超えられないと、やや頭打ちとなる感じが出てくるのかもしれません。
現状メインで考えているのは、ここらあたりで一旦動きが止まってスピード調整を入れた後、再度年末に向けて買われるような展開となるのではないかと考えています。