前日の米株式市場で、米ファイザーによるワクチン出荷量が計画した規模にはならないと伝わったことで、ダウ平均株価は引けにかけて伸び悩んで終了。
これを受けて東京市場でも、ワクチン普及による世界経済正常化への期待が薄まり、日経平均は26697円で寄り付き、110円程度安い水準でスタートしました。
そこから反発し、9時58分に26799円まで上昇。
10円安の水準まで下げ幅を縮小しました。
が、再度売られて、11時9分に26646円まで下落して日中安値をつけました。
午後に入ると米株価指数先物が堅調に推移したことを受けて、景気敏感株の一角を中心に買いが入り、指数は徐々に底堅い動きになり、引けは▲58円の26751円で終了。
日経平均は4日ぶりに反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.3兆円台でした。
来週の動きが年末に向けての動きのカギを握ると想定
本日は、日経平均は反落となりましたが、TOPIXは小幅にプラスで終わりました。
11月末あたりから上値追いの勢いが鈍くなり、日経平均、TOPIXともに高値圏でもみ合う動きとなっています。
ここからの動きとして、高値圏でのもみ合いを経て、再度上値追いとなるパターンと、上値が重くなって調整に入るパターンとが考えられます。
現時点においては、前者のパターンを想定していますが、そうなるためには来週あたりから切り返して、再度上値追うような展開になる必要があると考えています。
来週から切り返してくれば、その可能性が高くなると思われますが、その一方で、高値圏でのもみ合いがまだ続くようだと、徐々に上値の重さが意識されて、調整に入る可能性もあると思われます。
高値圏でのもみ合いを経て、年末に向けて上昇するパターンとなるのか。
それとも、上値の重さが意識されて、調整に入るパターンとなるのか。
来週、どう動いてくるのかが、どちらの方向に向かうかのカギを握ると想定しています。