前日の米株安を引き継ぎリスク回避の売り圧力が継続し、日経平均は28765円で寄り付き、続落でスタート。
欧州で変位型も含めた新型コロナウイルスの感染者数が再び拡大しており、経済活動の規制を強化する動きなども相次いでいることで、これにより世界景気の回復が遅れることへの懸念が広がっていることもあり、その後も下げを拡大する展開に。
14時23分に28379円まで下落して、下げ幅は600円を超えました。
そのまま安値圏で引け、▲590円の28405円で終了。
日経平均は大幅安で4日続落となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.2兆円台でした。
仮に反発となった場合は、どの程度戻す力があるのかを見ていく局面
本日の騰落銘柄数は、値上がりが139銘柄に対して、値下がりが2026銘柄で、全面安の1日でした。
30714(2/16)で高値をつけて以降、値下がり銘柄が最も多かったのは2/26の1985銘柄になるのですが、本日はそれを上回り、値下がり銘柄は2000を超えました。
本日、28379円まで下落したことで、28308(3/5)の安値に接近しました。
また、75日線(今日の時点で28394円)にも接近する形になりました。
欧州での感染再拡大を嫌気して売られる形になっているのですが、5日線との乖離が▲3.11%まで拡大しているほか、値下がり銘柄が2000を超え、全面安の1日となったので、目先的には反発するのではないかと思われます。
ただ、ここで仮に反発したとしても反発力が弱いと、再び押し戻される形になるかもしれません。
ここで反発となった場合は、どの程度戻す力があるのかを見ていく局面になると考えます。