前日のニューヨーク市場でNYダウは下落したものの、ナスダック指数は上昇し最高値に接近。
これを受けて今日の日経平均は29136円で寄り付き、半導体株などハイテク株が堅調な値動きとなり、前日よりも110円程度高い水準でスタートしました。
ただ、買い一巡後は上値が重い展開となり、景気敏感株などには売りが目立ち、後場に入るとマイナス圏に転落。
大引け前の14時59分に28957円で日中の安値をつけて、そのまま安値圏で終了。
日経平均は▲54円の28964円で、5日ぶりに29000円台を下回って取引を終えました。
売買代金は前日よりも増加して3.5兆円台でした。
5/13につけた27385円の安値からの上昇局面の中で、一押しを入れている所か?
日経平均は5/13に27385円で安値をつけてから、6/15に29480円まで上昇。
1か月で2100円程度上げました。
ただ、そこから軟化する動きとなり、3日続落となっています。
その間、6/16~17にかけて、29197~29263円でマドを空けて下落。
昨日と今日とで、5日線(今日の時点で29175円)および75日線(今日の時点で29096円)を下回る形になっています。
また、一目均衡表の遅行線が6/15に陽転入りとなったのですが、そこから3日続落する形になっています。
これまでは、2週間程度続いた保ち合いの動きから上放れ、今週から上方向への動きが出てくるのかと見ていましたが、ここまでの動きを見る限り、まだその動きには至っていないようです。
ただ、2/16につけた30714円の高値からの調整は、5/13につけた27385円の安値で終了。
以降、上昇基調にトレンドは変わってきていると思いますので、6/15につけた戻り高値29480円からの下落は、上昇基調にある中で一押しを入れている所になるとみています。
ここで一押しを入れたあと、2/16につけた30714円の高値を目指す動きに転じてくると考えおります。